文豪は鬼子と綴る〈3〉島原編

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文豪は鬼子と綴る〈3〉島原編

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801994041
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

舞台は博多から長崎・雲仙、いざ地獄のリゾートへ
さる血筋の末裔として生きる小説家・香月蓮と
金髪の鬼子助手・瀬戸春彦。
出自の呪いを背負った運命のバディが、消える死体の謎を追う!


大正十年、夏。
出自に秘密を抱える小説家・香月蓮と中学生助手の春彦は、米国人記者から届いた怪しげな手紙に誘われ、外国人の避暑地・長崎は雲仙へと向かう。
道中で出会ったのは美しき英国人女性・アリスと、かつて日本で天主堂の建設に携わったという仏蘭西人宣教師・ロメオ翁。
異国情緒漂う美しいリゾート地で一行を待ち受けていたのは、「地獄の湯煙から大勢の悲鳴が響き渡り、死体が忽然と消える」という不気味な怪奇現象だった。
華やかな避暑地に隠された歴史と黒い思惑。
香月と春彦は、旅の仲間たちとともに、地獄に眠る哀しき謎に迫る――!

『香月先生の好奇心を刺激する事件が、今ここで起きています』

   *
 
 不意に、とある言葉が浮かび上がった。
「――『事実は小説よりも奇なり』」 
 小さく何度も香月が首を縦に振る。 
 確かにこの言葉ほど、この男に似合う言葉はないかもしれない。
「そうだ。私はこの言葉を最も好む。人の手によって紡がれる小説などよりも、
この世界の方がよほど奇妙だとは思わないか?」
「それは確かに」
?認めざるを得ない。
「今回の旅もきっと不可思議なことが私たちを待っている。そんな予感がある」

――(本文より)


【目次】

内容説明

大正十年、夏。出自に秘密を抱える小説家・香月蓮と中学生助手の春彦は、米国人記者から届いた怪しげな手紙に誘われ、外国人の避暑地・長崎は雲仙へと向かう。道中で出会ったのは美しき英国人女性・アリスと、かつて日本で天主堂の建設に携わったという仏蘭西人宣教師・ロメオ翁。異国情緒漂う美しいリゾート地で一行を待ち受けていたのは、「地獄の湯煙から大勢の悲鳴が響き渡り、死体が忽然と消える」という不気味な怪奇現象だった。華やかな避暑地に隠された歴史と黒い思惑。香月と春彦は、旅の仲間たちとともに、地獄に眠る哀しき謎に迫る―!

著者等紹介

嗣人[ツグヒト]
熊本県荒尾市出身。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に所属。2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。専業作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

67
大正時代を舞台にやんごとなき小説家、香月と鬼子と呼ばれる少年、春彦が怪異に立ち向かうシリーズ第3弾。今回は「消える死体の謎」真相解明に異国情緒漂う島原へ向かう2人。旅情気分を楽しむ2人を待ち受けるのは雲仙の湯煙の中で人々が忽然と消えるという不思議な事件。列車の中で知り合った美しき異国人女性アリスや神父のエルメを巻き込み、阿鼻叫喚の地獄はとうとう香月たちの前にも姿を現す。キリシタン達が弾圧された悲しい歴史や光と闇。妖しく幻想的な世界観は変わらずで、2人の絆が深まりつつあるエピソードにもほっこりする1冊。2026/10/04

ポチ

47
島原への旅行記ですね。土地勘があれば一緒になってもっと楽しめたかな。怪奇現象はほんの少ししかなく、あれっ!もう終わり⁈という感じでした。2026/09/14

ひきにく

3
前2冊を通して親しくなった二人が旅行に行く物語。シリーズものならではの良さが出ており、前巻の幽霊列車の思い出を二人で語りあったり。お坊ちゃん気質な香月のために卵の殻を剥いてあげたり。春彦の外見を馬鹿にされたことを香月が怒ったり。二人が気安い仲になったと思えるイベントが盛り沢山。 香月自身が自分で荷物を持とうとするシーンが特に好き。出会った頃は何でも使用人にやってもらうことが当たり前と思っていた彼の成長を感じられた。 二人のやり取りが好きすぎて新ヒロインがあまり印象に残らなかったのはご愛敬。2026/09/05

七澤

1
一緒に観光してる気分になって最高だった〜!2026/09/05

桜城誠

0
ほぼ香月と春彦の旅行記。怪奇は最後にちょろっと。流石に物足りない。2026/09/10

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