出版社内容情報
バブルと呼ばれた1980年代、東京深奥部に乱立した高レートの非合法マンション麻雀に、伝説の強者”傀(カイ)”がいた――。
史上最強メンバーによる最高レートの裏麻雀が人知れず行われ、真の強者が決しようとしている。
はからずもそれは、バブル景気の終焉の象徴となる。そしてバブルとともに去る者がいる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
4
バブルが終わり安さんも死んだ…。しかし人は麻雀を打ち続ける…。2022/04/03
祐樹一依
3
【◎】つくづく人鬼は主人公なぞではなく狂言回しに過ぎないということがわかる。「時代」が終わる。安さん。2023/10/01
笠
2
4 「バブルの終わり」過去最高レベルの打ち手が揃った大勝負に決着。エピローグ調の語り口も含めて、最終巻にしか思えないけど、続くんだよな。「安永萬」そして本作の狂言回し役として、初期から傀の次に登場機会の多かった安永がついに死没。最後、傀に一矢報いるでもなく、葬儀に傀が訪れるとかでもなく、ただ病気で朦朧とした意識の中で傀に役満振り込みながら亡くなるとは。無情だな。「安永ノート」安永の遺品整理と形見分け。やっぱり死に際に傀との一絡み欲しかったよなぁ。2024/04/02
Yasunori Sasaki
1
むこうぶちは、闘牌の安藤満さんが亡くなっていちど終わったと思ってましたが、それからもめちゃくちゃ面白かったですね。 この巻でさらにひとつ、時代が進んだわけですが、このあとどうなるのか…。まあ、傀がいれば何度だってよみがえりますね。2022/08/11
ぱ隹越九朗
0
「バブルの終わり」「安永萬」「安永ノート」を収録。面白すぎるのでまずここまで読むと良いかもしれません……2022/05/24