竹書房怪談文庫<br> 悪い山へとつづく怪

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竹書房怪談文庫
悪い山へとつづく怪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801949171
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

街と山。
人と神。
道なき道を魔が通る――。

禍々しく光る宝石の如き怪を詰め合わせた街と山の怪奇取材録。


平日は街で働き休日は山を駆ける狩人、若本衣織。
二つの顔を持つ著者が街中の奇怪な現象から山の神域で猟師たちが体験した恐怖譚まで、この世の怪を根こそぎ狩り尽くす!


街から里へ、里から山へ。道路から獣道まで、怪異はシームレスに続いていく。


真夜中の住宅街を後ろ向きに練り歩く呪いの神輿。その正体は…「縁起の悪い祭り」
環状交差点の中央の島に猿たちの檻がある。だかそれは誰にでも見えるものではなく…「ラウンドアバウト・モンキーハウス」
シルバー人材センターから交番に派遣されている老人と新聞配達の少年の交流。だがそこには違和感が…「交番の南雲さん」
廃団地の窓からそよぐ白い腕の噂。かつて団地の住人だった二人の少年が確かめた真相は…「置き去りの腕」
学校になかなか馴染めない少女にできた友達ノンちゃん。だが保護者会で意外な事実が判明して…「やってきた子供」
母が一人で暮らす田舎の古家。「宮さん」が屋根を修理してくれているというのだが、姿が見えず…「屋根上の修理車」
集落の皆から畜生の家と呼ばれ忌避されている一軒の家。興味をもった移住者が踏み込んだタブーの正体…「畜生の家」
獣害を訴える集落の家屋。調査に訪れた業者が見た戦慄のケモノの姿…「空回る足音」
立ち入るどころか見上げることすら禁じられている家の裏山。その理由とは…「悪い場所へと続いています」
死の気配が漂う場所に見える幻の扉。山で扉が開くのを見た猟師は…「黒い扉」
山で煙草を吸うのに火を忘れた男。山中を浮遊する人魂の火を借りることを思いついて…「人魂たばこ」
罠にかかって死んだ猪の口から洩れる不気味な歌。首を落とすと鼻から白いモノが…「山中蟲」

ほか、禍々しすぎる全17話収録!



【目次】

内容説明

平日は街で働き休日は山を駆ける狩人、若本衣織。二つの顔を持つ著者が街中の奇怪な現象から山の神域で猟師たちが体験した恐怖譚まで、この世の怪を根こそぎ狩り尽くす。真夜中の住宅街を後ろ向きに練り歩く呪いの神輿。その正体は…「縁起の悪い祭り」、廃団地の窓からそよぐ白い腕の噂。かつて団地の住人だった二人の少年が確かめた真相は…「置き去りの腕」、獣害を訴える集落の家屋。調査に訪れた業者が見た戦慄のケモノの姿…「空回る足音」、死の気配が漂う場所に見える幻の扉。山で扉が開くのを見た猟師は…「黒い扉」、罠にかかって死んだ猪の口から洩れる不気味な歌。首を落とすと鼻から白いモノが…「山中蟲」ほか、禍々しすぎる全17話収録!

目次

縁起の悪い祭り
ラウンドアバウト・モンキーハウス
交番の南雲さん
置き去りの腕
別置の一〇〇三番
やってきた子供
約束のプール
屋根上の修理者
畜生の家
空回る足音
石舞台の家族写真
悪い場所へと続いています
黒い扉
窪地のひまわり
人魂たばこ
花ある日々と星の夜
山中蟲

著者等紹介

若本衣織[ワカモトイオリ]
第2回『幽』怪談実話コンテストで「蜃気楼賞」に入選。近年は様々な怪談会に顔を出しながら、自身が集めた怪談語りを行っている。趣味は廃墟巡り。狩猟免許を持ち、自ら山を駆け巡る怪談狩人。2023年『忌狩怪談 闇路』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
実話怪談集。少々長めながらも粒ぞろいの作品が揃ってる印象を受ける。ただやりすぎて実話怪談の範疇をはみ出して、短編小説みたいになっているのもちらほら。ただそういうのに限って面白さが一段と増しているからなあ。特に顕著なのが「ラウンドアバウト・モンキーハウス」。友人の末路らしきものがちょっと昔の西洋の洒落た短編を思わせて素晴らしい。他にも家の中に棲むものの正体はわからないながらも、決して逃れえぬ恐怖だけは存在する「畜生の家」。対して山中を舞台にした「人魂たばこ」「山中蟲」は嫌な民話じみてるかな。良い一冊でした。2026/05/06

あたびー

40
実話怪談の本をだいぶん処分したのですが、若本さんは手放さないし新刊も買う作家さんの一人です。巻末の方に狩猟をする若本さんが収集した山の話が固まってます。やはり山は美しいけれども怖い。そして縁ができてしまうことは避けなくてはならないのだとか。余計なことは知らないほうが良いのです。他に引っ込み思案の少女が何かに取り憑かれてしまう禍々しい話も。これだから若本さんの本はやめられない。2026/05/20

ふるい

12
街と山、ふたつの場所で収集された怪談集。自分は山の怪に惹かれた。特に「人魂たばこ」「山中蟲」が好きだ。妙なモノと縁を作ってはいけない、ということが繰り返し語られているのが、印象に残った。2026/05/13

みっち

12
長めのお話が多く、因果関係がはっきりしないがうっすらと匂わされるのがまた怖い。 「畜生の家」のせいか夢に長い髪の女が出てきてしまった。こわいよー2026/05/12

ミラノ

10
面白かった。タイトルでテーマが山の怪異だと思っていた。怪異を体験した子どもが親(おそらく知ってる)に怪異のことを聞いても答えてくれなくて結局あの怪異の正体が分からないがありますよね。教えてくれない理由がないので私も不思議に思っていたが、自分の子どもが傷つかかないようにで納得していました。なるほど、知ってしまうと縁ができてしまうから。できてしまうとその縁を切るは事難しくそして相手は遠慮なく遭いに来るからか。2026/05/20

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