出版社内容情報
「三河」の奇「尾張」の妖
土地の歴史を紐解きいつもの街を行けば、今も息づく怪と不思議に巡り合う――
海に山に街に土地の記憶を尋ね声を聞く
地元ゆかりの著者陣が総力取材、愛知県のご当地怪談決定版!
【豊橋市】本坂峠の口裂け女
【豊田市】伊世賀美隧道の恐怖
【東栄町】花祭の山の禁忌
【名古屋市】すっぽんの祟り
【名古屋市】八事霊園の幽霊の墓
【名古屋市】軍需工場跡地の怪
【一宮市】輪くぐり神事と人魂
【知多郡】みさきの託宣と妖狐
天狗もいれば、河童もいる。
トンネルは異界と繋がり、街中でもふとこの世ならざるものとすれ違う。
五つの首が埋まる地で起きる不可思議な道惑い…「五人櫃」(新城市)
夜空に目撃された幻の豪華飛行船…「うつろ舟」(東三河)
心霊スポットとして名高いトンネル。怖いのは中より入口の…「伊世賀美隧道の小屋」(豊田市)
熱田空襲のあった地で今なお聞こえる声…「軍需工場」(名古屋市熱田区)
雑居ビルの2階トイレが使用禁止の理由…「指」(名古屋市中区)
舟を惑わす木曽川のお富岩の真相…「怪談を殺す話」(犬山市)
他、江戸時代の文献から現代の目撃譚・体験談まで、
地元ゆかりの著者陣が丹念に拾い集めて綴った愛知のご当地怪談全58話収録。
内容説明
天狗もいれば、河童もいる。トンネルは異界と繋がり、街中でもふとこの世ならざるものとすれ違う。五つの首が埋まる地で起きる不可思議な道惑い…「五人櫃」(新城市)、夜空に目撃された幻の豪華飛行船…「うつろ舟」(東三河)、心霊スポットとして名高いトンネル。怖いのは中より入口の…「伊世賀美隧道の小屋」(豊田市)、熱田空襲のあった地で今なお聞こえる声…「軍需工場」(名古屋市熱田区)、雑居ビルの2階トイレが使用禁止の理由…「指」(名古屋市中区)、舟を惑わす木曽川のお富岩の真相…「怪談を殺す話」(犬山市)他、地元ゆかりの著者陣が丹念に拾い集めて綴ったご当地怪談集!
目次
三河の怪
名古屋の怪 その一
江戸の愛知怪談
名古屋の怪 その二
尾張の怪
愛知県某所の怪
著者等紹介
島田尚幸[シマダナオユキ]
妖怪文化研究家・あいち妖怪保存会共同代表。名古屋市生まれ。怪異・妖怪をキーワードに、地域文化や文芸を知る・学ぶ・楽しむための活動を行う
赤井千晴[アカイチハル]
物心つく前から水木しげるの妖怪を愛し、自らも怪異を描くようになる。2006年から実話怪談風の紙芝居「怪奇紙芝居」を発表
岩里藁人[イワサトワラジ]
愛知県名古屋市生。2007年に参加したビーケーワン怪談大賞がきっかけとなり、怪談に筆を染める。本業はイラスト方面
内浦有美[ウチウラユミ]
愛知県豊橋市出身。ばったり堂代表
加上鈴子[カガミリンコ]
三重県民ながら大学は愛知県。20年前の体験もあり妖怪や怪談に惹かれ、ふるさとトークライブin名古屋のスタッフ等を経て、お誘い頂き、執筆に至る
御於紗馬[ミオショウマ]
『てのひら怪談 庚寅』に「苦断」、『てのひら怪談 辛卯」に「くだん抄」、『みちのく怪談コンテスト傑 作選2011』に「近所のドラ猫が食い入るように見つめていた新聞の切れ端より抜粋」収録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。