出版社内容情報
・味噌汁を自ら作り、選手に振る舞う
・ブルペンでは全投手の球を受ける
・選手と一対一でパフェを食べ、ラーメンをすする
・最初にグラウンドに来て、最後にグラウンドを去る
優しすぎると言われても型にはめず、
「キャッチングは愛」の精神で見守り、
選手たちを正しくリードする、
新時代の指導論!
著者は、以下のように述べています。
私に対して「優しすぎる」といったご指摘をいただくことも少なくはない。私としては当然、戦いには勝ちたいという一心でやっている。試合の中で最優先しなければいけないのは勝利なので、もちろん温情だけで上級生を試合に出すこともない。しかし、他人から見れば“それが甘さだよ”と思われる部分はあるのかもしれない。
座右の銘と言っては大袈裟すぎるかもしれないが、私は「積小為大」という言葉を大事にしている。小を積んで大を為す。選手の頃から能力のなさを自覚していた私は、小さなことをコツコツ積み重ねながら野球人生を歩んできた。決してスポットライトの当たる表舞台に立っていたわけではないが、そういう生き方が私の武器だとも思っている。
そのあたりの人間性も含め、本書では野球に対する私の考えや思いをいろいろと吐き出してみようと思う。そうすることで、読者のみなさまに何かしらのヒントを投げかけることができれば嬉しいし、私自身にも新しい発見があるかもしれない――本文より
内容説明
優しすぎると言われても型にはめず、「キャッチングは愛」の精神で見守り、選手たちを正しくリードする新時代の指導論!
目次
第一章 ピアノ少年が「甲子園監督」になるまで 球歴を一変させた衝撃の出会い
第二章 新世紀に吹いてきた新しい風 長崎を強豪県に押し上げた力
第三章 長崎日大の人作り グラウンドは子供たちが“ホームインできる場所”
第四章 長崎日大のチーム作り 長崎日大ここにあり 常勝軍団を目指すグラウンド
第五章 実戦力と判断力をブラッシュアップ 試合に強い選手を作る方法
第六章 捕手論「ヒラヤマの方程式」 名捕手はブルペンで生まれる
第七章 ピッチャーは投げてナンボ チームに勝利をもたらすエース育成論
著者等紹介
平山清一郎[ヒラヤマセイイチロウ]
1979年8月8日生まれ、長崎県五島市出身。長崎日大高校から日本大学に進学。現役時代は捕手としてプレーし、高校3年春に九州大会で優勝するも甲子園出場はならず。大学では3年春からリーグ戦のメンバー入りを果たし、4年春の東都大学リーグで優勝。大学を卒業後の2002年に長崎日大コーチに就任し、2003、07年と2度の夏の甲子園出場に貢献する。2008年からは部長を務め、2009、10年の夏に連続で甲子園に出場。2018年8月に監督に就任し、2021年秋から6季連続で九州大会に出場。2022年からは2年連続でセンバツ甲子園出場を果たした。部長時代の教え子には、大瀬良大地投手(広島東洋カープ)らがいる。地歴公民科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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