出版社内容情報
持ち主の念が宿る「着るもの」に纏わる最恐の怪異譚52話!
その芸者は鴨居からぶらさがっていました…
「なぜか例の青い着物に着替えて」
そして真っ赤に充血した目玉が――
「青い着物」川奈まり子 より
着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。
真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」(郷内心瞳)
女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」(つくね乱蔵)
夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」(加藤一)
義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」(夜行列車)
自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」(木根緋郷)
ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!
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内容説明
着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」(郷内心瞳)、女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」(つくね乱蔵)、夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」(加藤一)、義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」(夜行列車)、自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」(木根緋郷)ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!
目次
赤いセーター(郷内心瞳)
二人羽織(郷内心瞳)
ジャフラー(郷内心瞳)
前の人(郷内心瞳)
この世に残る想いの白(郷内心瞳)
首だけ残され(郷内心瞳)
タブー(郷内心瞳)
そこにあった黒(松本エムザ)
初日の幕が上がるとき(松本エムザ)
父の願い、母の祈り(松本エムザ)
ピンクと赤(つくね乱蔵)
吊るしのスーツ(つくね乱蔵)
彼シャツ(つくね乱蔵)
腹黒い帯(つくね乱蔵)
糸(ねこや堂)
お召し替え(蛙坂須美)
帽子とトレンチコートとあいつ(蛙坂須美)
アーバンシティ(ホームタウン)
眼鏡の件(ホームタウン)
インスパイア(三雲央)〔ほか〕
著者等紹介
蛙坂須美[アサカスミ]
東京都出身。2022年、共著『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。文芸誌に短篇小説や書評、エッセイを寄稿するなど、ジャンル横断的な活動をしている
雨宮淳司[アメミヤジュンジ]
福岡県北九州市出身。精神科看護師として医療に従事しながら怪談を蒐集。2006年『「超」怖い話 超‐1怪コレクション』に「直腸内異物」が掲載される。以後、単著・アンソロジー等で怪談を発表
おてもと真悟[オテモトシンゴ]
福島県出身。怪談語り。怪談ライブの主催をはじめ、テレビ番組、ウェブメディアに出演。FMラジオの怪談番組パーソナリティも務める。怪談作家・夕暮怪雨とユニット「テラーサマナーズ」としても活動
加藤一[カトウハジメ]
1991年刊行の『「超」怖い話』(勁文社版シリーズ第一巻)に最古参共著者として参加し、怪談著者デビュー。以後の三十四年を怪談とともに歩む。『「超」怖い話』四代目編著者、監修者
神沼三平太[カミヌマサンペイタ]
大学や専門学校等で教鞭を執る傍ら怪異体験談の蒐集執筆を行う。竹書房怪談文庫で二千三百話を超える実話怪談を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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