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出版社内容情報
伝説誕生秘話
〈マッドマックス〉シリーズ4作の壮絶な舞台裏!
1979年──全世界を熱狂させるヒーローがオーストラリアで誕生。
それから45年──〈マックス〉は如何にして生み出され、
そして〝伝説〟となったのか──
「より大きく、うるさく、野心的に」
1976年、ジョージ・ミラーは友人のバイロン・ケネディと共に家族や友人から30万ドルを調達、当時は無名だったメル・ギブソンを起用し、「マッドマックス」を製作した。無謀な撮影、過激なアクション、経験不足……時間と予算の限られるなか撮影を終え、ミラーは家の台所で編集し完成させた。当時のオーストラリア映画界では珍しかったこのアクション映画は大ヒットし、世界中で多くのファンを生み出す。革ジャケットを着た〝ロード・ウォリアー 〟ことマックス・ロカタンスキーは世界に知られるアイコンとなり、公開から45年を経ていまなお愛されている。本書は、伝説のはじまりとなった一作目の製作の裏側を中心に、パワーアップした「2」、バイロン・ケネディを失ったミラーの心情を反映した「サンダードーム」、そして復活の「怒りのデス・ロード」までの軌跡を追ったものである。
?シリーズ最新作「マッドマックス フュリオサ」5月31日公開決定!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
80
第一作から四作目までの制作裏話を収録した映画ドキュメンタリー。写真をまじえて当時のスタッフ、キャストたちの口述をメインに構成されており今回はじめて知る話もかなり多い。最新作フュリオサ上映前に本国で刊行されたので五作目の裏話はありませんが、楽しめました。とても面白かったですね。2024/07/15
フロム
1
「怒りのデスロード口述記録集」が産みの辛さを追体験できる本だとしたらこちらは俯瞰してマッドマックス変遷期を辿れる内容である。初期は映画の作り方も相当マッドで朝のラッシュ時に高速道路を封鎖したりその事が嫌すぎて助監督がトンズラしたり、スタントマンがシャブ&酒を飲みながら仕事したりとやりたい放題。四作目のデスロードではスタッフの仕事ぶりは相当ブラッシュアップされて進化している事が良く分かる。ジョージ•ミラーにとってマッドマックスは普通の仕事、映画以上人生の伴走者的な存在なのである。ただ読むの結構大変。2025/01/23
ちり
0
“ジョージ・ミラーが動揺することは、人生でそれほどないーー周囲に悟られることはさらに少ない。医師として、つぎにフィルムメーカーとして、キャリアのはじめからミラーは冷静なイメージを維持してきた。たいへんなポーカーフェイスだ。みくびっては痛い目に遭う。「もちろんわたしだってハラハラするが、みんなが、わたしの家族でさえ、わたしを冷静でのんきだという」とフィルムメーカーはかつて語った。「内心はいつでも穏やかってわけじゃない」”2024/07/24