出版社内容情報
村上宗隆推薦!
「僕はこれからも“友喜力”で戦い続ける」
友喜力=友や家族を喜ばせる力で
チームを強豪校に育て上げ、
令和初の三冠王も生み出した
人間・選手育成論
著者は、以下のように述べています。
「友喜力」は私が考案した造語で、仲間や家族のために力を尽くせという、生徒へのメッセージでもある。自分のことならすぐに諦めてしまうかもしれないが、自分を支えてくれる仲間や家族のためなら、最後まで頑張り通すことができるはずだ。控えに回って練習を補助してくれるチームメイトや、毎日健康と無事を祈りながら高校生活を送らせてくれている両親や家族を喜ばせることが、最終的には自分の力となって返ってくるのである。
私が口を酸っぱくして子供たちに説いてきた「友喜力」を、超一流のプロ野球選手になった村上宗隆が陣頭に立って発揮してくれている。村上だけでなく、各地の大学に進学した者や、一般社会に出て働く教え子の多くが、それぞれの場所で「友喜力」を振り絞って頑張っているという話を耳にするたび、私は得も言われぬ幸福感に包まれるのだ――本文より
■目次
第一章 創造性 野球、バドミントン、空手、柔道の指導で培った柔軟な発想
銚子で学んだ「本気を伝える叱り方」/甲子園に存在する「3つの感動」 ほか
第二章 親身 勝利者を育てた坂井流コーチング
「怒る」と「叱る」は絶対に必要/長時間ミーティングは指導者の自己満足だ ほか
第三章 友喜力 三冠王を育てた九学野球部のスローガン
友喜力で掴んだ甲子園8強/「ウチには選手がいない」は絶対禁句 ほか
第四章 教え子、村上宗隆 「臥薪嘗胆」、不屈の友喜力で日本の4番打者となった男
長打一辺倒のバッターには育てなかった/歴史的56号誕生の背景にあったもの ほか
第五章 一芸は身を助く 突出した才能を備えたスペシャリストたち
一芸を伸ばす「末續慎吾コーチ」の存在/一芸選手こそ多芸でなければならない ほか
第六章 九学野球の深層部分 坂井宏安の「野球論」と「打撃論」
相手投手に100球以上投げさせるな!/速すぎるマシンは打たせない ほか
第七章 新時代の野球界へ 高校野球、進化への提言
「サイン盗み」に守られた選手に未来はない/選手の県外流出に思う、ルールの脆弱さ ほか
目次
第1章 創造性―野球、バドミントン、空手、柔道の指導で培った柔軟な発想
第2章 親身―勝利者を育てた坂井流コーチング
第3章 友喜力―三冠王を育てた九学野球部のスローガン
第4章 教え子、村上宗隆―「臥薪嘗胆」、不屈の友喜力で日本の4番打者となった男
第5章 一芸は身を助く―突出した才能を備えたスペシャリストたち
第6章 九学野球の深層部分―坂井宏安の「野球論」と「打撃論」
第7章 新時代の野球界へ―高校野球、進化への提言
著者等紹介
坂井宏安[サカイヒロヤス]
1957年5月14日生まれ、熊本県下益城郡松橋町(現・宇城市)出身。九州学院~日本体育大。高校時代は2番・中堅手として3年夏の甲子園(1975年)に出場。大学を卒業後、銚子商(千葉)で3年間コーチを務め、1983年に母校赴任。翌年から3年間、監督を務める。その後、バドミントン、空手部、中学柔道部の顧問を歴任して1995年に野球部監督に復帰。1998年から熊本県勢初の夏3連覇を達成。2020年夏の勇退までに春5回、夏5回の甲子園出場を果たし、2010年夏に8強進出などの好成績を収める。その間、高卒でドラフト1位指名された吉本亮、高山久、村上宗隆をはじめ通算14人のプロ野球選手を輩出し、4人の高校日本代表も育てた。保健体育科教諭として40年間務めた九州学院を、2023年3月いっぱいで退職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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