マッドマックス 怒りのデス・ロード 口述記録集―血と汗と鉄にまみれた完成までのデス・ロード

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マッドマックス 怒りのデス・ロード 口述記録集―血と汗と鉄にまみれた完成までのデス・ロード

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  • サイズ 46判/ページ数 576p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801934443
  • NDC分類 778.271
  • Cコード C0097

出版社内容情報

総勢130名の〝証言〟によって炙りだれる衝撃の製作の裏側!
アカデミー賞6部門受賞、史上最高のアクション映画と讃えられる
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
だが、本作が劇場公開にこぎつけたのは奇跡だった……

 現代の古典たる本作が完成にいたる道のりはほぼ20年におよび、監督のジョージ・ミラーは不測の事態に何度も翻弄されながら、ハリウッドでもまれにみる困難な撮影を達成しようとした。
 数度にわたり製作は立ち往生、主演のトム・ハーディとシャーリーズ・セロンは過酷な環境のナミブ砂漠でたびたび衝突し、ミラーのスタッフが繰りだす命知らずのアクションシーンは危険極まりない撮影となった。
 著者のカイル・ブキャナンは、映画製作のあらゆるステップを克明かつ臨場感たっぷりに体験させてくれる。
『怒りのデス・ロード』の意外な起源から、奇抜なキャスティングの過程、世紀の傑作を危うく骨抜きにしかけた大手スタジオとのバトル──。
 撮影は常軌を逸するあまり、映画の空想世界がキャストとスタッフの実生活を浸食しはじめる。
 自分自身の《荒野(ウェイストランド)》で闘い、ぎりぎりで持ちこたえながら前進するには唯一、監督の《マッドな》ヴィジョンを信じる以外に道はない。
 とはいえ、すべてが裏目に出るような状況で、ミラーはいかにして己のヴィジョンを貫きとおしたのか?
 百数十名もの人々におこなったインタビュー、そして『怒りのデス・ロード』の内幕をつぶさに読んだ読者は、否定しがたい結論に達する。これほど汗みずくになり、炎で鍛えあげ、スケールのでかい映画がつくられたことは、かつてなかったと。

この映画に出演したことがどれほど大きな意味を持つか、
とても言葉にはできない。
もうもとには戻れないほど、ぼくは変わった
──トム・ハーディ

間違いなく、これまででいちばんたいへんな仕事だった。
撮影で負った〝体が覚えている〟レベルのトラウマを、
いまだにぬぐいきれないほどね。
──シャーリーズ・セロン

これは、自己保存についての物語だ。
 相手を殺すことがきみに利するならばそうすべきで、
ためらう余地はない。そんな情緒が、俳優たちに影響したんだと思う。
──ジョージ・ミラー

現場ははっきりいって、カオス状態だった。
──ニコラス・ホルト

撮影終了間際になって、どれほど深くうさぎ穴を落ちたのか、
みんなやっと実感したんじゃないかな。
──ゾーイ・クラヴィッツ

だけど撮影で味わったつらい体験も演技に生かせたはずよ。
現場が大混乱だったことが、あれほどすばらしい映画になった理由だから。
──アビー・リー

内容説明

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の二十年にわたる制作の真相を伝える本書は、おもに総勢一三〇余名に著者が新たにおこなったインタビューで構成してあり、キャスト&スタッフはもとより、この映画の著名なファン多数からも話をきいた。

目次

第1部 狂った世界を創る(生存者たちの証言;狂気の仕掛け人;昔はみんな、テレビを見ていた ほか)
第2部 スリルに一撃(戦闘準備;サイコーな日だせ!;おれの名はマックス ほか)
第3部 旅路の果て(心が壊れたら;「そんなのは『マッドマックス』の結末じゃない」;最後の戦い ほか)

著者等紹介

ブキャナン,カイル[ブキャナン,カイル] [Buchanan,Kyle]
“ニューヨーク・タイムズ”紙のポップカルチャー担当記者。映画賞シーズンには“ザ・プロジェクショニスト”として同紙にコラムを執筆している。ナショナル・アーツ&エンターテインメント・アワードのジャーナリスト・オブ・ジ・イヤーを受賞。“ニューヨーク・マガジン”誌のウェブサイト“ヴァルチャー”編集主任時代は映画業界をレポートした。南カリフォルニア生まれ

有澤真庭[アリサワマニワ]
千葉県出身。アニメーター、編集者等を経て、現在は翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねりわさび

87
Gミラー監督をはじめMADMAXに携わった全人物の発言を集大成した口述記録。第1作から最新作フュリオサ、その続編まで事実のみをインタビューしておりたいへん読み応えがある。560Pという分量でありながら長さを感じさせない構成も凄い。映画を観た人もこれから観る人にもお勧めする秀逸なドキュメンタリーでした。とても面白かったですね。2023/12/08

kei-zu

24
映画の公開時、娘の同級生(高校生)が1人きりで3回観に行ったという。 本書は、関係者への膨大なインタビューから、何度もの製作挫折と撮影現場の苦難、映画会社からの圧力とそれを跳ねのけての世界的な評価まで、それこそ映画に描かれるような苦難の道のりを明らかにする。 関係者の発言は、DVDの特典映像にあるメイキングのように構成され、読みやすい。本書を読んでいる間、ずっと映画の音楽が頭の中で鳴っていました。2023/07/14

たらお

16
ハリウッド映画ビジネスがこれだけ野心的で特異な作品を今後生み出すことができるだろうか?というのが、最近読んだ「ハリウッド映画の終焉」から思うこと。商業主義的で安牌な作品が増える中、制作に20年もかかった『怒りのデス・ロード』は爆発的な狂気に満ちたものとなった。制作は何度も頓挫しかけ、ロケでは監督・俳優が精も根も尽き果て、制作・編集にあたってもハリウッドから横槍が入る。そんな困難な中、映画史に残る傑作がどのような過程で作り上げられていったのかを存分に堪能することができる。スピンオフの『フュリオサ』も楽しみ。2023/07/16

北白川にゃんこ

7
何が彼らをそこまで駆り立てたのか!まさにマッドがマックスでなければこの怒りのデス・ロードは完成しなかったであろう。狂奔と現実のすり合わせも興味深かった。予算と自然には勝てない!2023/03/24

Yuho Tanuma

6
マッドマックス怒りのデスロードの関係者に映画公開から5年後に改めてインタビューをして編まれた記録集。 元々大好きな映画だったが、何度となく製作中止になり、なんとか撮影開始するも周りに何もないナミビアの砂漠に7ヶ月間キャストとスタッフは閉じ込められ、ジョージミラーの細かいカット割の撮影をキャストは理解できず非常に雰囲気の悪い現場で、アクションは全て実景でCGをほとんど使わずに撮ったという凄まじいエピソードの数々を知って、改めてデスロードを観ると感動がマシマシに。kindleアンリミテッドで読めます。2023/05/04

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