竹書房怪談文庫<br> 実話拾遺 うつせみ怪談

個数:
電子版価格
¥781
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

竹書房怪談文庫
実話拾遺 うつせみ怪談

  • 丸太町 小川【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 竹書房(2023/02発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外,文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 42pt
  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801934153
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「はよ舐めんと死んでまうち。
ムシに憑かれたら……」

九州地方のある集落の禁忌。
辻に潜むヒイムシとは…
「ムシが憑く」より

田舎の奇怪な習俗と郷土史に絡む因縁。
底冷えの土着=ヴァナキュラー怪談!


実話怪談コンテストで地方の習俗に根差したヴァナキュラーな怪を描き一躍注目された著者が放つ待望のデビュー作。
・九州のとある地方に存在する魔の辻。突然息ができなくなるのだが、その原因は…「ムシが憑く」
・集落で人が亡くなると初七日まで女性が手鏡を隠し持たねばならない風習。
 鏡を他人に見られると恐ろしいことが…「鏡の中のパクパク」
・中国地方のトンネルを出たところに立つお地蔵さま。
 交通事故の慰霊に建てられたというが、異様に劣化が速く…「増えていく」
・田んぼの畦で孤独な転校生と遊んでくれた青年たち。
 だが、そこは旧日本軍の霊が出ると噂の一帯で…「竹とんぼ」

他、大分県をはじめ各地で採話された土俗的な怪談全27話話収録!

内容説明

実話怪談コンテストで地方の習俗に根差したヴァナキュラーな怪を描き注目された著者が放つ待望のデビュー作。九州のとある地方に存在する魔の辻。突然息ができなくなるのだが、その原因は…「ムシが憑く」、集落で人が亡くなると初七日まで手鏡を隠し持たねばならない風習。鏡を他人に見られると恐ろしいことが…「鏡の中のパクパク」、中国地方のトンネルを出たところに立つお地蔵さま。交通事故の慰霊に建てられたというが、異様に劣化が速く…「増えていく」、田んぼの畦で孤独な転校生と遊んでくれた青年たち。だが、そこは旧日本軍の霊が出ると噂で…「竹とんぼ」他、収録。

目次

あんたやなかった
ムシが憑く
鏡の中のパクパク
タイムカプセル
M先生の笑顔
たかったよ
すぐ右側の何かと
よくあるんですよ
元彼のY君
あかんやつ
エンドレス準備運動
まわる足音、もうひとつ
きっかけ
増えていく
手招き地蔵
馬の首
豊後竹田の八尺女
道が出る
「敏感」な人たち
迷子のおじさん
笑い声には気をつけろ
長く低く、それでいてよく通る声
ザッピングとパンプスとA君
座敷童
うずくまる
聖域からの生還
竹とんぼ

著者等紹介

丸太町小川[マルタマチオガワ]
京都に工房をかまえ、フィールド・レコーディングや音響構成に取り組む傍ら、ヴァナキュラーな怪異を求めて身近の奇談・怪談を収集中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高宮朱雀

12
大分在住の作家さんが知人や読者から伝聞した地域に根ざした奇妙な話や経験を纏めた一冊。どれだけ開拓や区画整理等で街並や様相が変わっても、決して動かせない“確固たる何か”の存在をひしひしと感じざるを得ない。 自分には霊感なんてないから大丈夫という人がよくいるが、奇妙な経験なんてそもそも霊感の有無ではなく、ラジオの電波のように偶然、波長が合った事による結果論でしかないと私は考えている。ま、一生忘れられるものではないのが難点と言えば難点だが…。 個人的に最後の竹とんぼの話が甘苦くて好きだ。2023/06/13

qoop

12
著者紹介によると音響系の仕事をされておられるそうだが、頻繁な改行は文章より語りとしてのリズムを再現する上で有効な手法なのかも。音響にまつわる話が目立つし、興味を引かれた。中でもフィールド・レコーディングの怪談は意外な展開で印象に残る。人里から離れた地に分け入って聴く怪異も、決して人跡未踏の地の謎という訳ではないのが驚かされもするし、頷かされもするな、と。2023/01/31

eyemu

8
田舎生まれ、田舎育ちだけど、あんまり身近な怪談ではなかったなー。 うちの田舎はそんな怪奇は無かったなぁ…という感想です。2024/05/27

misui

7
帯がおどろおどろしくて手に取りかねていたけど読んでみれば私好みの渋く淡い怪談本でした。大分県民なら誰でも知ってる仏崎の怪談が取り上げられており、その話中で信仰を怪談として消費していいのかというジレンマに触れ、それは本書全体を通じてひとつひとつの体験に向き合う態度にも表れています。ギリギリ成立しているかいないかみたいな話もフラットに取り上げられていて、ことさらに怪談として背景を追求しすぎないのがまた趣深いんですよね。しみじみと良い本です。2023/02/06

ラルル

6
人から聞いた怪談話が書かれたかと思えば、急に土地の伝聞になったりと文章に纏まりが無く読みにくい。話の内容云々ではなく文章力・まとめる力の問題。もったいない2025/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20353191
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。