出版社内容情報
「わがまま」「ズルいよ」「自己責任」と
夫は厳しく言うけれど。
また言い返せない…
私の生活は夫の了承を得ることが大前提…。
結婚4年目。
気付いたら私たち夫婦の関係は悲惨なことになっていた。
妻に向き合わない夫。
そんな夫に絶望する妻。
噛み合わない夫婦の未来は果たして…!?
価値観が合わない夫婦はどう折り合いをつけていきていくのか。
夫との関係にモヤモヤしている人、妻がなぜかイライラしていると戸惑っている人。
そんな人たちに読んでほしい、ある夫婦の物語。
内容説明
結婚4年目。気付いたら私たち夫婦の関係は悲惨なことになっていた。妻に向き合わない夫。そんな夫に絶望する妻。噛み合わない夫婦の未来は果たして―。
目次
第1章 夫婦を続ける自信がない
第2章 妻の事情、夫の事情
第3章 夫婦のお小遣い問題
第4章 もう1組の夫婦
第5章 ママ友の闇
第6章 夫婦で乗り越える
第7章 これから
著者等紹介
ゆむい[ユムイ]
『夫の扶養からぬけだしたい』、『親になったの私だけ!?(原作・耳たぶ吸ってたも~れ)』(ともにKADOKAWA)など、夫婦問題に斬りこむ作品を意欲的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
55
夫婦間の色々な問題を描き続けるゆむいさん新刊。うーん、なるほど。離婚はしないけど『夫婦を続ける自信がない』って、多くの不仲夫婦の1番の心の叫びなのかもしれない、と読了して思いました。取材で得たエピソード等を集めていたり、仲良しママ友家庭の方が激ヤバのため作品としてはフィクションとして楽しめる感じ。夫婦間のピンチは割と序盤で終わるので、タイトルに求める内容より主軸が若干あちこちしている印象。自分の母の『夫教育は最初が肝心』という言葉が頭をよぎってしまった。笑 わたしが我慢すれば…は後々問題を大きくしますね…2021/08/08
たまきら
30
この作家さんが偉いなあ、と思うのは女性の視点だけではなく男性の視点も紹介しているところです。同時に、きちんと冷静に話し合うことの大切さをもっともっと表現してくれたらな、と思います。結婚すると家族になってしまい、恋愛が途切れたように感じちゃうのも辛くないのかな?ときめきのない相手と暮らすのきついじゃない?そういうところも大切だと思うんだよな…。…自分は付き合いやすいママ友さん達と楽しくやっているので、良いママもたくさんいることも知ってほしいな。2022/01/25
marumo
11
第二の野原広子さんかなあ。途中からママ友がドス黒い裏の顔を見せ始めて夫婦関係よりそっちどうなるんだ⁉️になるとこも似てます。前半、夫の無理解ないや〜な感じ、別れろ別れろ!と思ったけど、夫側の会社から帰宅の流れのキツさを読むと「そりゃ、予防接種の話、どうでもいいよね」とも。表層の細々としたとこで、ムカつくこと沢山、絶望感山盛り、恨みは忘れないよ!の夫。それでも、いざ問題が起こり誰を信じていいのかわからないという時真っ先に夫を信じられた…という点で関係修復。ドス黒ママ友放置、がやけにリアルでした。2021/08/31
こまっちゃん
5
夫婦にはね、お互いにね、お互いの言い分があるんですよ。2022/12/18
織川 希
3
★★★☆☆ 立場の弱い妻が力を取り戻すまでの物語。本書は妊娠を機に会社を辞めざるを得なかった専業主婦と、外面ばかりが良いイクメン面夫の夫婦関係のお話。会社を辞めたことで経済力を無くした妻の家庭での立場がどんどん弱くなっていき、夫の理不尽な振る舞いにも意見できなくなっていく姿が見ていて苦しい。夫は夫で大変かもしれない。でもそれは、妻を傷つけて良い理由にはならない。小学生でも分かりそうな道徳なのに、なぜ日本の多くの母親は理不尽に傷つけられる現状に耐えなければならないのだろうか。いくら考えても納得できない。2025/01/26