出版社内容情報
進化実験から1800年後、地球を出発した移民船は妙な電波をキャッチする。それは遥かな昔、地球で使われていた遭難信号だった。そして、地球人は疫病の流行に苦しむ、進化した蜘蛛たちとファースト・コンタクトを果たす……。
アーサー・C・クラーク賞を受賞した蜘蛛SF。
内容説明
ドクター・カーンが眠りについてから約2千年が過ぎた。宇宙広くに拠点を持っていた人類だったが戦争により文明は崩壊し、地球は死の星になっていた。発達した科学技術を誇った時代は古帝国と呼ばれて、なかば伝説として語られるのみ。辛くも難を逃れ生き残った人間たちは、宇宙船で交互に人工冬眠をしながら唯一の希望を目指していた。古帝国がおこなったと言われる、テラフォーミング計画の星を。目的の星に近づいた宇宙船は人工衛星からの救難信号をキャッチする。居住可能な惑星を眼前にして、人類の前に現われたのは―。一方、蜘蛛たちは遙か頭上で起きていることを知る由もなく、蟻との全面戦争へ突入しようとしていた。クラシックSFの面白さと、蜘蛛の文明の発展と共に冒険小説や軍事小説としての面白さも加わる傑作長篇。
著者等紹介
チャイコフスキー,エイドリアン[チャイコフスキー,エイドリアン] [Tchaikovsky,Adrian]
1972年、イングランドのリンカンシャーに生まれる。作家を志すもうまくいかず、レディング大学で動物学と心理学を学んだのち、執筆活動で鍛えたタイピングの速さを買われて法律関係の職に就く。リーガルエグゼクティブの資格を取得して法律事務所に就職し、生活の安定を得たものの、作家になる夢を捨てられず創作活動を続ける。2008年、35歳のときに“Shadows of the Apt”シリーズの第一作である、ファンタジー長篇Empire in Black and Goldでデビュー。2015年に初のSFとなる『時の子供たち』を刊行。高く評価され2016年度のアーサー・C.クラーク賞を受賞。映画化も決定した
内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
ケンケン
もち
to boy
本の蟲