出版社内容情報
絶望系怪談作家の異名をとる著者の後味最恐怪談。生者と死者の、人間の闇が際立つ【厭】シリーズ最新作!
内容説明
家や土地の祟りから、悪行の報いとして受けた呪いまで、底冷えのする恐怖実話がずらり。押し入れから続々と出る見覚えのないゴミ。最後に見つけた木箱の中を見た途端、すべての記憶が蘇る…「紗耶香様」、パワハラで辞めた社員らが結成する上司を呪い殺す会、その成果は…「団体交渉」、夜中に聞こえる赤ん坊の声。出所は背中の彫り物…「入れ墨」、藁人形の始末を任された集落の家。怠ると何が…「ヒトカタ供養」、屋根裏に座敷牢のあった家の跡地に建つマンション。事情を知る近隣住民は…「生贄マンション」他、熟しきった怨念が放つまやかしの甘き芳香。戦慄の全38篇!
著者等紹介
つくね乱蔵[ツクネランゾウ]
福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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