竹書房文庫<br> 静かな終末

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竹書房文庫
静かな終末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801924253
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

眉村卓の知られざる傑作。未収録短篇を多数収録。

内容説明

大きな戦争が起きて、どうやら世界は終わるらしい。しかし、そんなニュースは流れない。戦争の噂はデマだったのだろうか…。不気味な“日常”を描いた表題作ほか、ムダをはぶき効率化を突きつめた企業の行く末「ムダを消せ!」、クイズ番組に人生を賭けるクイズのプロたちの熱き戦い「テレビの人気者・クイズマン」など、未収録作品と未文庫化作品を多数収録。いまなお突き刺さるアイデアと警鐘。SF第一世代の巨匠による、やわらかな口当たりと驚きのコクが味わえる全五十篇。お目覚めに、あるいは最後に一篇いかが?

著者等紹介

眉村卓[マユムラタク]
1934年大阪府生まれ。会社員時代にSF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに「下級アイデアマン」が佳作入選しデビュー。63年に処女長篇『燃える傾斜』を刊行。『消滅の光輪』で79年に第7回泉鏡花賞と第10回星雲賞を、96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を受賞。日本SF作家第一世代の一人であり、多くのジュブナイル小説やショートショートを執筆。代表作に『なぞの転校生』『ねらわれた学園』など多数。2019年11月3日没。翌20年3月、第40回日本SF大賞功績賞を受賞。10月には遺作『その果てを知らず』が刊行された

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てフリー編集者、ミステリ・SF評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mihya

58
色々集めたショートショート集。面白かったり、そうでもなかったり。近未来のディストピアを描いたものが多く、印象に残った。書かれたのが62年なんてものあって近未来が既に過去になってたりするが…。2023/08/08

すしな

48
044-23.戦争を生き抜いてきた人が書いたSF短編集です。この話の中で描かれている未来が今よりも過去だったりするのですが、空想で書かれていたことが本当になったりもしてて、当時のSF作家さんの見識には驚かされます。また、結構な割合で戦争が描かれている作品があったのですが、ステレオタイプの戦争と平和ではなくて、戦争している時の社会情勢とそこに生きる人の空気感が伝わってきて不気味でした。他も、松本零士的なメカニカルなイメージだとか、巨人たちの星シリーズとか、エンダーのゲームぽいのとかあり楽しめました。2023/03/27

たぬ

17
☆4 1960年代作品を中心とした50編。筒井康隆と手塚治虫と3人で心斎橋をうろついていたこともある眉村卓の残したショートショートが、かの星新一の倍近い3000編もあるとは知らなかった。第一部の現代社会(に準ずる世界)をベースにした諸作品が抜けて好き。ブラックユーモアがたまらない。ジュブナイル向けのも好みだったから次は『なぞの転校生』あたりを読んでみたい。2025/04/19

14
眉村卓先生、初読みと思います。面白かった。社会人の悲哀を感じられたとこが印象的でした。ゾッとしたり薄ら寒くなったり……表題作が特に好きでした。その瞬間がわからないというのは、救いなのか苦しみなのか。「怨霊地帯」「墓地」「錆びた温室」もよかったです。2024/09/18

スターライト

14
竹書房文庫より刊行されている〈日本SF傑作シリーズ〉の一巻。眉村卓が「ショートショートの神様」星新一よりその数が多く、これまで単行本や文庫に未収録だった作品を中心に編まれた本書は、決して「落穂拾い」ではなく優れた傑作、今こそ読むべき作品が多いのに驚く。サラリーマン、日常での何気ない一コマ、戦争ものや未来に舞台を移したものなどバラエティーに富み、読後に心に残る珠玉の作品群。印象に残ったのは、アフリカでの戦闘で不気味な現象に悩まされる部隊を描く「怨霊地帯」、核弾頭がいつ炸裂したかもわからない不気味な表題作。2021/04/16

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