出版社内容情報
眉村卓の知られざる傑作。未収録短篇を多数収録。
内容説明
大きな戦争が起きて、どうやら世界は終わるらしい。しかし、そんなニュースは流れない。戦争の噂はデマだったのだろうか…。不気味な“日常”を描いた表題作ほか、ムダをはぶき効率化を突きつめた企業の行く末「ムダを消せ!」、クイズ番組に人生を賭けるクイズのプロたちの熱き戦い「テレビの人気者・クイズマン」など、未収録作品と未文庫化作品を多数収録。いまなお突き刺さるアイデアと警鐘。SF第一世代の巨匠による、やわらかな口当たりと驚きのコクが味わえる全五十篇。お目覚めに、あるいは最後に一篇いかが?
著者等紹介
眉村卓[マユムラタク]
1934年大阪府生まれ。会社員時代にSF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに「下級アイデアマン」が佳作入選しデビュー。63年に処女長篇『燃える傾斜』を刊行。『消滅の光輪』で79年に第7回泉鏡花賞と第10回星雲賞を、96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を受賞。日本SF作家第一世代の一人であり、多くのジュブナイル小説やショートショートを執筆。代表作に『なぞの転校生』『ねらわれた学園』など多数。2019年11月3日没。翌20年3月、第40回日本SF大賞功績賞を受賞。10月には遺作『その果てを知らず』が刊行された
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てフリー編集者、ミステリ・SF評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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