出版社内容情報
痴漢の被害にあったのに、大人は答えをうやむやにするし、法律は味方してくれない。
子どもが生まれたあと、今もまだ仕事はしづらい。
日本に生まれて、それが当たり前と思って育ってきたけど、私たちは理不尽に気づいてしまった。
内容説明
働けなくて苦しい、働かなきゃいけないくて苦しい…。保育園不足問題のときもコロナのときも、国はたすけてくれない。私たちに理不尽を押し付けてくる日本。根深い男社会。
目次
第1章 痴漢犯罪はなぜなくならないのか(痴漢被害に遭う中学生を放っておく大人たち;痴漢犯罪がなくならない理由のひとつ;痴漢はなぜ痴漢をするのか;「防犯意識が低い」と責任転嫁される女子高生;知らずのうちにみんなで痴漢犯罪を伝承させている;被害者たちの黙る歴史;「痴漢加害者のほうが大変だ」という凶暴な説得;明治の女性差別が平成にも残ったまま;痴漢の頭の中)
第2章 女が家事育児する前提で作られた社会(女性差別なんてあるわけないと思ってた;どうして女が仕事をやめなきゃいけないの?;「保育園が足りない問題」の奥に潜むもの;土の中にいた母たちの時代;女同士を対立させ根本的な問題から目を逸らせる;「保育園落ちた日本死ね」の正しさ)
第3章 男の利権をつぶすおばさんに仕立て上げられ炎上(コンビニの成人誌コーナーはおかしい;女性を虐める性的ジャンルが「健全」とされる男社会;伝え方を変えてみたら大変なことに;男社会には伝わらない)
著者等紹介
田房永子[タブサエイコ]
1978年東京生まれ。漫画家、ライター。第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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