出版社内容情報
30年近いキャリアで築いた実績と実力で、いまなお根強い人気を誇る第三世代の面々(天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学)。現在、新日本は棚橋弘至やオカダ・カズチカらが活躍し、黄金期を迎え、アラフィフとなった4人は第一線からは徐々に退いてはいるが、果たして彼らは“時代の従花”だったのか? 本書では第三世代が頭角を表してくる90年代後半から現在まで、それぞれの戦いの歴史、ターニングポイントとなった試合についてなどを伺いながら、世代闘争・暗黒期・長期欠場など幾多の困難をどう乗り越えてきたのか、その当時の心境とともにその間、傍で支えてくれた家族について、現在の新日本プロレスを引っ張る後輩レスラーについて、鎬を削ってきたライバルたちについてなどを語ってもらった。
内容説明
仲間として、ライバルとして同じリングでしのぎを削った4人がデビューから現在まで、各々の戦いの歴史を振り返る。彼らの言葉から浮かび上がる新日本マットの真実とは?
目次
天山広吉(新弟子時代のヤマギュー伝説;平成初期の若獅子たち ほか)
小島聡(失恋から“脱サラ”レスラー;キャラ先行型の若手時代 ほか)
永田裕志(燻りを感じた若手時代;WCWでの武者修行 ほか)
中西学(新日本の嘱託社員;大物ルーキーデビュー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
26
新日本プロレスの救世主は棚橋弘至。でも苦しい時代に理不尽な目に何度も遭いながら身体を張って団体を守ったのは第三世代の面々。感謝してます。だから今でも部屋に天コジのポスターを飾っている。大学生の頃は小島のファッションや髪を真似たし、永田が年末に総合の試合に出るのを気の毒に思いつつ興奮して見ていた。一押しは天山広吉。ガンガン受けて攻めもパワフル。ムーンサルトもできた泥臭い万能型。97年G1の橋本戦や99年1.4のタッグ王座戦など名勝負がいくらでも思いつく。あと本書を読むと中西学を好きになる。ホント器が大きい。2020/05/28
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学。 自分が新日本を見始めた時にヤングライオンで、前座を熱くしてくれていた選手たち。 もちろん、いつまでも最前線には入れないけど、彼らには特別な思いがある。 1年でも長く現役を…。2024/08/08
pudonsha
1
とにかく人が良すぎる。2021/01/26
アスワンハイダム
1
新日本プロレスの暗黒時代を支えた第3世代の3人と、そこから飛び出して出戻った1人の話。と言うぐらい、天山、永田、中西は小島に対して腹に一物あるのが結構見える4人のインタビュー本。一人辺り100ページにも満たない構成ですが、第3世代に思い入れたっぷりなファンは正直ほぼ居ないので、これぐらいがちょうどいいと思います。誤字は結構あるものの、好感の持てる構成でした。2020/06/15
sheep book
0
小島選手が結局のところなぜ離脱したのかがなぞです。この点でひとり浮いています。印象より出戻りまでの期間が長かったです。狭い業界なので出戻りはありです。存分にストーリーに組み込めばいいのです。2020/11/10