内容説明
虐待している親たちへ。子どもは忘れない。殴られ、引きずりまわされたこと。罵倒され、裏切り続けられたこと。そして覚えておいてほしい。あなたたちは年をとったときに、捨てられる運命だということを。
目次
第1章 何もできない幼少期
第2章 性的虐待
第3章 実家を出たけれど
第4章 自分で作る家族
第5章 父の死を前に
第6章 父がいない世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
66
新刊。コミックエッセイですが、かなり精神的にキます…見るに耐えない酷い虐待シーンもあるので丹田に気合を入れて読むと良いかも。何度も胸が苦しくなりました。虐待父の二面性が怖い…でもニュースで報道される虐待親もそう言われていることありますよね。本当に著者さんが元気で生き延びて良かったです。コミックエッセイって読みやすいし、書くのは辛かったでしょうけど世に出してくれて実情を広めてくれてありがとうと言いたいです。著者さんが助けられたという各機関の情報があったら更に救われるのでは。精神的虐待は自立しても残りますね。2019/08/18
ころこ
34
虐待サバイバーの話。タイトル通り、父が死んだ後の葛藤が本書の重要なところ。親子関係なんて経済的に自立した段階で嫌ならば切れというけれど、問題の多いご家庭の親子関係ほど子供が親の影響を強く受けてしまう。ぼくの知り合いも親の死後になって、むしろその関係に自分自身を縛り付けているような考え方になって疲弊している。外部からみれば、自由になって自分の選択ができると思うかも知れない。しかし、虐待を受けた親の介護をするような人は案外と多いはず。子供たちの思考を培ってきたものが、世界の全てがそこにしかないから。2022/09/15
ちょこ
10
家族ってしんどい。はたから見てもわからない狭い小さな世界。それしか知らなかったらそれを普通と思って生きてしまう。こうやって客観的に振り返ることがことで癒されるといいなと思う。2019/10/13
オワリハジメ
9
あらいさんの本は全部読んでるけど、これが一番重たかった。虐待によって起こる傷って他人には理解できないものだし、自分の方がってなりがちだけど、漫画で緩和されてるの考慮したらここまで酷いのもあるんだと思った。作者が今旦那と子どもと一緒に幸せに過ごしてるのすごいと思う。2019/08/28
れい
8
【図書館】アル中の父と、暴力を受けていても彼を愛する母。母の立場から描かれたらまた違った理解になるだろうけれど、機能不全家庭に育った当事者本。虐待を受けている頃はもちろんのこと、何が世間の標準か分からなくなって、大きくなって家庭を持つ頃になっても苦労は続く様子が痛々しかった。虐待の連鎖を断ち切るのは並大抵の努力ではないのだと学ばされました。自分を癒し続ける覚悟が必要なんですね。2025/07/24




