内容説明
少女の冒険、父と娘の絆、対立する世界の中で失われる命―舞台は、“支配する者”と“支配される者”の２つの世界に分断された、謎めいた遠い未来。荒廃した瓦礫の中からサイバー医師イドに拾われ蘇ったサイボーグの少女。過去の記憶をすべて失っていたその少女は“アリータ”と名付けられ父親代わりのイドに見守られて成長するが、ふとしたきっかけで自分は３００年前に失われたテクノロジーで創られた“最強の兵器”だということに気付いてしまう―。
著者等紹介
カディガン，パット［カディガン，パット］ ［Ｃａｄｉｇａｎ，Ｐａｔ］
パット・カディガンはＳＦ、ファンタジー、ホラー作家。３度のローカス賞、２度のアーサー・Ｃ・クラーク賞、１度のヒューゴー賞受賞。“サイバーバンク”の第１世代として知られる。映画関連の著作やノベライズ及び続編小説などを執筆
入間眞［イルマシン］
翻訳家・ライター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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スターライト
8
映画化された日本のコミック『銃夢』のノヴェライズ。体の一部（もしくはほぼ全て）をサイボーグ化したプレイヤーたちが競う過激な競技〈モーターボール〉に見られる疾走感が、瓦礫の中から甦ったサイボーグ少女アリータと空中都市ザレムへ行くことに憧れる少年ヒューゴとの物語に彩りを添える。アリータがイドによって「再生」される場面からヒューゴたちとの出会い、彼らによるサイボーグのパーツを集めあたりまでは丹念に描かれるが、次第にスピード感が増し、アリータ対ハンター・ウォリアー集団による戦いで最高潮を迎えるエンタテインメント。2019/03/21
北白川にゃんこ
1
中々よいノヴェライズ。銃夢が洋画ナイズされて翻訳本らしくなっている。まだまだ続けられそうだがどうなるかな。2019/10/25
カフー
1
面白かった！これは是非とも劇場で観たい。小説版が映画よりも優っている点があるとすれば、登場人物達の丁寧な心理描写だと思う。特にイドが抱えるアリータへの複雑な心境はとても良かった。最強の戦闘マシーンの側面と、ごく普通の思春期の女の子の側面とを持ち合わせたアリータに、どんどんに魅了されていった。2019/03/10
しんべえ
0
サイボーグ、空中都市、モーターボール2021/06/07
ドスカ(旧トマト)
0
本と頼むから映画の続編でてほしい。 アリータの魅力は神！2019/03/29
