内容説明
不気味で不思議、そして異様―灸り出されるのは日常のひび割れから滲み出す不安と恐怖の数々。危篤となった父の病室から見えるモノ「位置」、その幽霊を見るにはあることをしなくてはいけない、でも見ると報いがある「下駄幽霊」、マンションの隣室から妙な音がする。クレームを入れるのだが…「石の音」、飲み屋で隣にいた男たちの会話を耳に挟み、男はとある行動を起こそうとしたが…「密告」など、幻惑の名手が語る奇妙な実話怪談64話を収録。
目次
タクシー待ち
ブランク
ペディキュアの足
ヤマシタさん
よく当たる占い師
ママがいる
位置
下駄幽霊
国道の声
見なさんな〔ほか〕
著者等紹介
我妻俊樹[アガツマトシキ]
『実話怪談覚書 忌之刻』で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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