出版社内容情報
桑田真澄、前田健太推薦!いま初めて語られる、上重聡の真実。野球を辞めた真の理由や、松坂世代との知られざるエピソードも満載!
内容説明
二番手に甘んじた小中時代。過酷なPLの寮生活。立ちはだかった怪物・松坂大輔。伝説の横浜vsPLの裏側。両親の前で号泣した夜。完全試合による苦悩。野球を辞めた真の理由―。
目次
第1章 野球に明け暮れた少年時代
第2章 PL学園での苦しい日々
第3章 3年春に念願の背番号1
第4章 怪物・松坂大輔との遭遇
第5章 球史に残る延長17回の死闘
第6章 松坂世代とのふれあい
第7章 初めて親の前で号泣した夜
第8章 野球を辞めた本当の理由
第9章 野球への思い
特別対談 松坂大輔×上重聡
著者等紹介
上重聡[カミシゲサトシ]
1980年大阪府生。立教大学卒。PL学園時代にはエースとして春夏連続甲子園に出場し、春はベスト4、夏はベスト8の成績を収める。立教大学に進学後は、東京六大学リーグで史上二人目となる完全試合を達成。その後プロへの道は断念し、現在は日本テレビアナウンサーとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
30
すごい努力家で頭もいいのに「自分なんか……」みたいな意識の強さがあって、それは松阪を筆頭にスターの輝きに翻弄されるからだと思うんだけどもその不器用さ、人間くささが本書の魅力だと思う。学生時代のマヨネーズのくだりは、声を出して笑った。2024/08/26
マッちゃま
17
本職がアナウンサーだけに、表現的な技巧に走らず良く言えば伝わりやすい言葉で自身の野球人生を綴った内容。野球人のゴールや目標を甲子園→プロ野球とするならば壁と挫折だったんだろうと思いますが、例え野球人がプロまで辿り着いても人生は続きますし、またプロから引退後の人生の方が長いのが普通です。そう思えば野球人 上重聡さんは、まだ道半ば。その道は本書の中の言葉にもありますが棺桶に入るまで続いて行くのだと思います。怪物 松坂大輔と名勝負を演じたPLのエース。彼の若かりし頃の野球人生が此処にありました。2019/09/27
みなみ
8
PL出身のアナウンサー上重聡の自著。平成の怪物・松坂大輔と伝説の試合をやったためにその後の人生をただ一試合に支配される。自分自身ではなく、「あの松坂大輔と戦った」と他人の名前で自分を語られる。巨大な才能や運命に巻き込まれた人間の陰の部分が描かれている。大学時代のイップスについて詳しく本人の口で語られていて、そういうものなのか…自分で自分を追い込んでしまうとは辛いことだ。5打席連続敬遠も松井の次の打席に立った選手はずっとそのことを言われていたそうだ。甲子園の、日本中が知っている試合の当事者になることの怖さ…2020/09/26
Daisuke Oyamada
1
日本テレビのアナウンサーの著者。松坂関連はいろんな本で、ちょいちょい出ているものはありましたが、特化した物は読んでいなかったし、面白そうなので読んでみる。笑 松坂が甲子園夏の準決勝で17回の延長戦を一人で投げ続け勝利。その対戦相手はPL学園。エースナンバーをつけていたのが著者、日テレアナウンサーの上重聡。 生い立ちから、野球を始めPL学園入学。松坂との衝撃な出会い。甲子園の激闘。大学進学から完全試合達成。そして、最後に著者と松坂との対談も・・・ https://bit.ly/3BgamUK2022/11/19