内容説明
ある日、同じ高校・同じクラスの男女合わせて十人が、一斉に失踪した。彼らが集められた目的は―生死を賭けた“人狼ゲーム”のため。勝てば一億の賞金、負ければ死…。私、野々山宏美はクラスメイトを犠牲にしながらも、遂に人狼に勝った…と思っていたが、それは“一回戦”にすぎなかった。生き残った三名に加え、あらたなクラスメイト七名と共に、再び命を懸けたバトルへと突入していく。そこには一回戦とは違った、愛想が渦まき、そしてそれぞれの役職も違う。私の今度の役職は…いずれにしても殺らなきゃ、殺られるだけ―死んだら意味ない。私は生きて、必ずここを出る!
著者等紹介
安道やすみち[アンドウヤスミチ]
2014年の『婚活刑事―花田米子の絶叫』(TO文庫刊)で小説家デビュー。アナログゲーム『シルバーレインRPG』のゲームデザインも手掛ける
川上亮[カワカミリョウ]
『並列バイオ』で第10回ファンタジア長編小説大賞・審査員特別賞を受賞(秋口ぎぐる名義)。『ラヴ☆アタック!』で第1回角川エンタテインメントNEXT賞を受賞。執筆活動のほか、カードゲーム『キャット&チョコレート』シリーズ等の制作も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yu。
24
参加者の生き残りと本来前回に参加すべきであった残りの生贄が揃い、黒幕の意図していた全貌が明らかになる最終章。。若いが故にブレーキは効かない‥ 高校生ってまだまだ子供なんだよね。。本作の面白い所は、黒幕が参加している事と、同じクラスだからこそ知れる人間模様‥ そしてシリーズ中唯一 第二回戦までしっかりと描かれた物語であるという事。2019/09/22
ふたば
2
LOSTEDENの続編。主人公が狂っていくのがたまらなかった。最悪の結末。前作より主人公とアリサの描写が雑なのは残念だった。運営は一億円は払わずゲームは成り立ち、結果得してしまっただけなんだろうか…。ゲーム場所は失ったけど。2019/05/10
ぎょん
1
前作のロストエデンはドラマ視聴のみで小説を読まずに今作に突入。シリーズ初の続編、というか前作含めて一つの作品。人狼2、予言者1、用心棒1、霊媒師1、狂人1、ほか村人と前作と一緒。ただ、亜利沙のイメージがドラマと違う。学校生活での感情などが投票に影響。最後生き残ったのは2人?3人?狂人は誰?また、前作から継続して、外の世界で警察の動きにも注目・・・だったけど。2019/03/24
コウみん
1
周りにはどんどん友達さえ疑い、お互いを殺し合う事態になってしまった。 今回は複雑すぎで誰が本物の人狼だったのか分からなかったらしい。 安道やすみち先生は元々、ゲームシナリオライターで、ストーリー展開が何だかゲームみたいと思った。2018/06/04
だいふくっち
1
面白かった。また続きが読んでみたい。2018/05/04