竹書房文庫<br> 遥かなる円環都市 〈下〉

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竹書房文庫
遥かなる円環都市 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801913219
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もち

14
「イルカたちは、人間よりもはるかに美しい」◆艦内で捕らえた男は、リングからやってきたという――。環の機能は、人類の認識を一変させるものだった。一方で、南極では原因不明の崩落が進行。因果のピースが填まりきれば、宇宙規模の危機が全貌を現す。■壮大で突飛で過酷な、最高の大法螺話とでも言おうか。手に汗握る見せ場の数々は、やりたいことを全部やった映画作品のような迫力。自費出版が始まりとは思えない、デビュー作らしい奔放な発想を堪能できる長編SF。2021/10/31

ニミッツクラス

14
17年の税抜800円の初版を読んだ。竹書房なら許せる上下分冊の下巻。通俗的でアメリカンな海洋SFサスペンスでカッスラー臭があり、出版社へのテキスト持込ならば手直し必須な案件。動物(本書ではイルカ)や子供を出すのは作文の王道だが、できればやめて欲しい。異星人の超絶テク有りきの設定は、結局説明も無くて消化し難い…って言うか水が欲しいのならハレー彗星あげますよ。と、構成のネガティブな部分もあるが、海洋サス&SFビギナーなら組織の覇権争いやドンブリながらもディザスター描写がそこそこ面白いと思う。★★★☆☆☆2019/05/29

yamakujira

3
ブラックホークを無力化した青い光、ネリの母親が見た青い景色、核爆発に耐えるリング、そして奇跡の再会、異星人の科学力でなんでもあり、それほどの科学力なのに、なぜわざわざ地球に来るんだか、どうも設定がちぐはぐに思えながらも、勢いで読み切れる。あれ、イルカは上巻で用済みなの、と思ったら登場、どうにも雑な展開にもやもやした気分を癒してくれた。どうせなら、ペイリンたちに地球を治してほしいね。アマゾンレビュー6千件以上の超ヒットと煽ってるのには違和感を感じるけれど、今では9千件以上になってるなぁ。 (★★★☆☆)2020/07/27

こうきち

2
KindleUnlimitedで読了。 正直、ナイーヴな感じの話の展開でもあるし、ちょっと弱いなという感じもします。あと、津波を反対からの力で相殺するのは、本当に可能なの?二つの波が衝突した後、波が戻ってくるような気がするんだけど。 奇跡の要素も駆け込みで多過ぎるし、正直、アメリカ版の『ドラえもん』だなー。2019/08/16

ユキタ

1
図書館。うーん、異星人との遭遇やイルカの素晴らしさ、職務に忠実な科学者たちの姿勢に関しては申し分ないんだけど、核を単に「すごい威力だから賢く使えば人類を救うよ!」みたいな便利アイテムにすることに強い抵抗を感じる。核を2発も撃ち込んで、あれで海はだいぶ汚染されたでしょうよ……。アメリカと日本の核に対する認識の差を痛感した。2022/07/27

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