内容説明
歴史に埋もれた財宝の謎を追うチーム“ハンターズ”―最強の指揮官コッブと4人のプロフェッショナルたちの新たなミッションは、アレクサンダー大王の墓を発掘すること。世界の歴史上、最も偉大な征服者と評されるアレクサンダー大王の墓の在り処は考古学史上最大の謎の一つとされている。エジプトに乗り込んだコッブたちは、手がかりを追ってアレクサンドリアの地下に広がる貯水施設の調査を行ない、西暦365年に起きた津波が関係しているらしいことをつかむ。だが、地元の裏社会のボスとのトラブルに巻き込まれたばかりか、謎の暗殺集団からも襲撃され、仲間を拉致されてしまう。コッブたちは仲間を取り戻し、墓を発見できるのか!?最強のチームが歴史上最大の謎に挑む!
著者等紹介
カズネスキ,クリス[カズネスキ,クリス] [Kuzneski,Chris]
1969年ペンシルヴァニア州生まれ。ピッツバーグ大学卒業後、教師を務めていたが、昔からの夢だった作家への転身を決意。2002年に自費出版したPlantationが評判となり、出版社と正式契約を結ぶ
桑田健[クワタタケシ]
1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Richard Thornburg
14
感想:★★★★ シリーズ第2弾! 今回はなんとアレクサンダー大王の墓を『ハンターズ』が探します。 ・・・ってことで、舞台はエジプト。 前作よりも歴史の蘊蓄が多めでいい感じです。 『ハンターズ』のメンバーはそれぞれの分野ではスペシャリストではあるものの、お互いの共通点はほぼ皆無(笑) 前作よりも凸凹ぶりが強調されている感じですが、それぞれのメンバーが苦手な部分に歩み寄ろうとしているところは好感かも。 今回はマクナットさんの存在が際立っていて、ウィットに富んだ受け答えがいい味出してます。 2018/08/28
pangea74
2
前作よりも2作目の方がシックリ来たかもしれません。まだ上巻だけど。というのも今回の本の題材はアレクサンダー大王の墓を探し出すということで、1作目よりも歴史に奥行きがあり、探索の舞台がエジプトというのもあって雰囲気が良かった。さらに前半でハンターズの面々がピンチになってしまいハラハラさせてくれる。徐々にチームの連携が強くなってきているのも見どころです。特に元海兵隊のマクナットの独特のユーモアが素晴らしく、愛おしいキャラに昇格しました。下巻へ続く。2017/06/29