出版社内容情報
ID野球を標榜し、「理をもって戦う」を信条とする野村克也氏が、禁断の「勝負の流れ」と「運の呼び込み方」について初めて語る!
内容説明
ID野球の提唱者が初めて明かす、運の正体!
目次
第1章 野村の運
第2章 運を呼ぶ技術
第3章 見えない力
第4章 感性を磨くと運が来る
第5章 「流れ」の正体
第6章 悪い流れを好転させる
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年京都府生まれ。野球解説者。京都府立峰山高校卒業後、54年にテスト生として南海ホークスに捕手として入団。戦後初の三冠王、歴代2位の通算657本塁打など多くの記録を樹立。70年に南海でプレーイング・マネージャーに就任以降、ヤクルト、阪神、楽天等で監督を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
羽雪*hane**
40
考えること、気づくこと、感じること。それが運に繋がる。野村さんがテーマにしてきたのは、「根拠のあるヤマ張りは読みになる」その根拠をみつけるために、日々刻々努力を続けてきたことがわかる。辛辣な言葉を言いながらも納得させられる背景には、想像を絶するほどの努力の積み重ねがあったのだと知る。根はとても優しくて情が深い野村さん。余すところなく野球論を伝え、遺してくれて、ありがたい限り。弱小チームや社会人チームなど数々の監督を引き受けてきた野村さん目線での選手の逸話や自身の選手生活の始まりの話が、とてもおもしろい。2020/06/22
katoyann
18
プロ野球選手として657本の本塁打を記録し、監督としても南海やヤクルトを優勝に導いた著者が主に経験則に基づき、運の正体を考察した回顧録。幼少期は極貧の家庭に育ち、母親に楽をさせてあげたいと思ってプロ野球選手になろうと決意するものの、元々評価がされておらず、テスト入団ということもあり、ブルペンキャッチャーを任され、一年で解雇の対象になりそうなところ、懇願して契約を延ばしてもらう。活躍の契機は優勝旅行先のハワイで先輩が怪我をし、代わりに出場した練習試合である。運を掴むには日頃の努力が肝心である。2024/03/28
葉
3
マー君の偉大な記録は日頃の姿勢や努力が運につながった結果という。ノムさん自身は、運でたまたまプロ野球選手になれ、そこから自分の能力は他の選手に比べて劣っているため努力をしなければならないと感じたことから始まっている。ハワイのチームとのオープン戦では面白いようにヒットを量産した話が載っている。失敗の捉え方で運は変わることや勝ち運、苦しい時のささやき戦術、流れの正体などについて取り上げている。2017/02/24
イチゴタルト
1
運が良かった 悪かったで終わらせてはいけない。もしそのままで終わらせてしまうと、一回きりになるが、追求することによって同じミスをなくせる。 ノムさんの本は自身の経験から書かれているので、その辺の本より良いと思いますよ~2017/03/07
復活!! あくびちゃん!
1
良書。ノムさんがこれまで書いてきた同じようなエピソードがこの本でも登場するが、これまでとは違い、「運」という視点から書き綴ってある。この本は『最初で最後の「野村の運の書」である』と著者が書いているように、そういう意味では、とても興味深い内容であり、逆に言うと、ノムさんも歳を取ったのかなぁという感想を抱かせるものであった。この著者のファンであれば、是非読んでみてください。2017/03/02




