竹書房文庫
聖なるメシアの遺産(レガシー)〈下〉―クリス・ブロンソンの黙示録〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801909441
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

“世界の宝”を求めて、その秘密を解き明かす鍵となる古文書を探しにエジプトへとやってきたブロンソンとアンジェラだったが、別の誰かに先回りされ取り逃がしてしまう。二人は新たな手がかりを求めて、カイロからナイル川沿いを南進し、エル・ヒバに向かう。そこに“世界の宝”に関係すると考えられる古代エジプトのファラオ、ショシェンク一世の遺跡があるからだ。しかし遺跡は既に壊されており収穫はなく、その上、何者かに尾行されていることに気づく。目的のためなら手段を選ばない恐るべき追跡者の魔手から逃れながら、さらなる手がかりを求めてインドへ向かうブロンソンとアンジェラ…そして砂塵舞う壮絶な最終決戦の果てに、辿り着いた古い僧院で彼らが目にしたのは、驚天動地の“世界の宝”の正体だった―!!

著者等紹介

ベッカー,ジェームズ[ベッカー,ジェームズ] [Becker,James]
イギリス海軍艦隊航空隊に20年以上所属し、フォークランド紛争をはじめ、イエメン、北アイルランド、ロシアなど世界のさまざまな国・地域で主に秘密作戦に従事する。退役後、作家活動を開始し、他にもジェームズ・バリントン、マックス・アダムズ、ジャック・スティールなどのペンネームで次々と小説を刊行。長い軍隊経験に裏打ちされたリアリティと迫力に満ちたアクション・シーン、そして主にキリスト教の秘密にまつわる古代・中世史への該博な知識に基づいたミステリーに定評がある

荻野融[オギノトオル]
翻訳者。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

19
クリス&アンジェラの宝探しの謎解きから漁夫の利を得ようとする敵2陣。果たして箱の中身は?純粋なキリスト教徒にすれば”驚天動地”なのだろうが、幸か不幸か無信心者の日本人である自分には「ん?日本にもその手の話ありましたよね?」。こういうテーマが小説として成り立つこと自体、欧米人にとってのキリスト教がいかに浸透しているかの証のよう。となると、宗教の神性を維持するためにはそうなりますよね、当然、という展開と結末。6作まであるそうだが、もう少し宗教と離れた古代の宝探しはないだろうか。。。2019/05/31

TheWho

12
下巻に入り舞台はエジプトに移り、前巻で「世界の宝」とは、契約の箱、所謂モーセの十戒を収めた「失われたアーク」と推測し、正に映画インディージョーンズの如く展開していく。そして舞台は、インドに移り2000年前に隠された驚愕な遺物を発見する事となる。その過程で、宝探しに興じる大富豪と狂信的な神父との壮絶な闘いを経てキリスト教世界を震撼させる驚愕な真相が解き明かされる。本作もダビンチコード張りのキリスト教原理主義に楔を打ち込む内容で、一面青森戸来村のキリストの墓伝説にも似た驚天な内容の作品です。2017/07/28

Humpty

0
合わない。元夫婦の会話は人間味のあるジョークの一つも出てこず、ただ物語を進めるためだけに都合よく知識ひけらかしよろしく展開していて、小説にする意味あるのかと何度も首を傾げた。同じ職場の人が拷問され殺されているのに大した描写もされずに『宝探し』を続ける元妻の倫理観にも不信感しか抱けない。遺物の正体には既視感しかない(これと似た話をどこかで読み聞きした)から驚きも感動もない。結末もそう。この作者はあまり小説を読んだことないんじゃないのかな。驚くほどつまらなかった。訳が悪いのか?とにかくもう二度と手に取るまい。2020/05/27

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