ラズベリーブックス<br> メイフェアのおかしな後見人―あるいは侯爵の結婚騒動

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ラズベリーブックス
メイフェアのおかしな後見人―あるいは侯爵の結婚騒動

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801908833
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

社交シーズンを迎えロンドンは活気づいてきたが、“不運な屋敷”では使用人たちが身を寄せ合いながらひもじい思いをしていた。使用人はくせ者揃いだが、芸達者な執事も気取り屋の従僕もけなげなメイドの少女も、みな家族のように固い絆で結ばれていた。しかし賃金は安く、いわくつきの屋敷の借り手は見つからず、彼らの生活は苦しかった。ようやく見つかった新たな借り手は、双子の令嬢とみすぼらしい愛犬を連れた美しい後見人ハリエットだった。令嬢たちを貴族と結婚させようとがんばるハリエット。愛犬がきっかけで侯爵と彼の友人と知り合いになったまではよかったが、ふたりともハリエットのほうに好意を抱いてしまい…。華やかな英国貴族社会を舞台に個性豊かな使用人たちの活躍と騒動を描く人気シリーズ!!

著者等紹介

ビートン,M.C.[ビートン,M.C.] [Beaton,M.C.]
1936年、スコットランドのグラスゴー生まれ。書店員、秘書、新聞記者などの仕事を経たのち、結婚してアメリカへ渡り、編集者である夫の勧めでロマンス小説を書き始める。以降、100冊以上のヒストリカル・ロマンスを、マリオン・チェスニーほか、さまざまな名義で執筆する。その後、M・C・ビートン名義でスコットランドを舞台にしたミステリーを発表。現在は、スコットランドのコッツウォルズ在住

桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。文芸翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

25
フィクションだとしても不自然なことが多すぎ。アガサレーズンが長く続いているのにこちらは数編で終了したシリーズだというのが納得2016/11/18

夜の女王

17
シリーズ3作目(本としては2冊目)。館の使用人たちの行方が気になって、つい続きに手を出してしまった。今回は台所女中のリジーが大活躍。そこは良いのだが、話はイマイチ。25歳の美女が、被後見人の双子の娘を連れロンドン社交界にやってきて・・・てな話。が、いくら単純なシンデレラストーリーとは言え、親戚でもない箱入り美女が18歳の娘の後見人に指名される時点で変!しかも、ヒロイン本人は好意に満ちた天然ちゃん。双子でなくとも、父親の愛を独り占めにしたこんな女が近くにいたらイラつくわ!娘が根性悪になったのも父親の責任!2018/08/25

モルテン

15
1809年ロンドン。アクシデントが続いたため、高級住宅地にありながら「呪われた」と呼ばれてしまった屋敷の使用人たちを中心にした結婚騒動。前作同様おもしろかった!正直で親切なのに、周囲の悪意で幸せになれない主人公に、使用人たちがあの手この手で手助けをするのが楽しい。一晩で噂話をくつがえすシーンはワクワクした。一癖も二癖もある使用人たちだけど、「家族」としていつか宿屋を経営して幸せになってほしいな。続編希望。2017/05/12

アカツキ

13
メイフェアの不運な館シリーズ2冊目。ヒロインは親しくしていた名士が亡くなり、彼の遺言によって若くして双子の娘の後見人になる。不運な屋敷を借りて双子を社交会デビューさせるが、男性たちの目は付添人であるヒロインに向けられて…。ヒロインが嫌いでロマンスが楽しめなかった。侯爵ヒーローから顔が持参金と言われるほど美しいヒロインだけど、名士の愛情を一身に受けて双子から恨まれると思わない鈍さが随所に見られて…。思わず意地悪な双子の方に肩入れしてしまった。2019/09/06

キッチンタイマー

11
ヒロインハリエットは無垢な美となよやかで誘うような色気の持ち主。そんな25歳の妙齢の美女に19歳前後の双子の姉妹の付き添い役。私はヒロインの親友のスペンサー嬢の立場に立ちたい。こんなの双子じゃなくても嫌味にしか思えないし、邪魔にしかならないのは火を見るよりも明らか。放蕩者の侯爵ハディントンも動きがイマイチ。そして二重構造の使用人の階へ。情緒不安定でしつけの悪い犬の世話をする皿洗いメードリジーの成長。型破りの執事が生き生きと動く。まあ、とはいえ前作の方が先が読めない新鮮さはあったかもね。軽く楽しむ本。2016/10/17

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