内容説明
様々な人々の恐怖体験談を集める「投稿型怪談ウェブサイト・百万人の恐い話」主宰の住倉カオスが、長年の心霊取材で目撃し、体験した怪異と、サイトから選りすぐった怪談を一冊にまとめた!カメラマンとして取材に訪れた樹海で垣間見た死の暗闇とは「彷徨う飢え」、住むと不幸に見舞われるという家にまつわる怪異「死に絶える」など、ふとした日常に忍びよる恐怖、これぞリアル怪談だ!
目次
第1章 心霊事件との出遭い
第2章 呪海に蠢く
第3章 蝶の人
第4章 水に潜むモノ
第5章 見える血族
第6章 死を呼ぶ池
第7章 記憶を持つ場所
第8章 百万人の恐い話
著者等紹介
住倉カオス[スミクラカオス]
出版社のカメラマンとして多くの心霊取材に携わる。投稿型怪談ウェブサイト「百万人の恐い話」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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夢追人009
127
カメラマン・住倉カオスさんのお名前は同じく心霊の専門家の先輩・新倉イワオさんと良く似ていますからリスペクトされているのかも知れませんね。著者の持ち味は、その圧倒的なリアル感ですね。もう堂々とノンフィクション怪談と呼べそうな真実味がありますよね。文章はやや硬いですが冗談抜きのマジの怖さが怪奇ファンには堪らないですね。『廃屋からの土産』幽霊を信じないAV業界の安達かおる監督が山中の一軒の廃屋で遭遇した体験談。廃屋の入口付近で車をぶつけた石柱は何と墓石で、撮影本番では女優が突如として笑い出す等の怪異が頻発する。2020/09/10
澤水月
27
殴り込みの「ビジネスオカルト野郎」、消えろ。大変な功績者の某故人の尊厳をこれ以上ないほど貶め侮辱。私の家には形見分けの品も多々あり、その死や生前の状態を愚弄するのは絶対許せないし、また伏せられていることを大して深い関係でもないのに書く愚鈍。葬儀でどうだったかも知っている。本書に金払った自分に怒り不買運動したいほど激怒2016/03/31
ヒロくま
18
テレビで見た話しがあったけど改めて怖かったわ。しかし登録を躊躇する表紙だわ。お目々怖。2016/12/29
やんも
9
一番よかったのは表紙かな。実話系怪談を書く上で守らなくてはならないこと、踏襲すべきテクニックなどがあると思うが、本書執筆者はそこを踏み外してしまい、面白そうな話が稚拙に思え、首をかしげる箇所もある。こと、読むひとが「故人」を特定できる話は、後ろ指をさされてもしかたなかろう。そこはぼかすのが技だろうに。尿道結石に悩まされたと言うが、それ以上異変がないとよいが…。ま、ともあれオススメできない1冊。2016/04/20
misui
4
出版社のカメラマンとして心霊取材に携わっていたとのことで、ちょっと前世紀末の鬼畜系に近いようなグレーな倫理観。実話怪談のルポとしての面がよく出ている一冊です。2023/04/19