内容説明
人間の心の闇、業の深さが招く、とんでもなく厭な話、怖い話。見ると祟られる山神様の祭り…「閲覧注意」、死んだ母が迎えに来る…「一晩だけの勇気」、水死体の下にあった砂を持ち帰った男は…「不純な動機」、孤独な新米母にできた初めての親友…「公園友達」ほか、厭系怪談の妙手が聞き集めた、生者と死者が呪い合う凄絶なる実話、全31話!
著者等紹介
つくね乱蔵[ツクネランゾウ]
福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
52
《購入》シリーズ三作目(1、2は未読)タイトル通り厭な話のオンパレード。2017/01/16
J7(読メ低浮上中)
44
初読み、つくね乱蔵さん。この人も、実話系怪談作家として友人に勧められたのだけど、んんん?と途中で首を傾げたくなるような気に。途中からなんだか文章、描写の仕方が怪談というより小説のような脚色具合に。不思議なもので、ホラー小説ではなく怪談本として読み始めたところに、そういったものを出されると、看板を誤解して店に入ってしまったような座りの悪さを感じる。羊頭狗肉は言い過ぎにしても、最後まで読むのは頑張る必要があった。他の人の感想を読むと、どうもこの人の本としては異質な部類らしいので、他の本も読んでみよう。 2017/07/08
澤水月
28
…「実話怪談」と銘打ってるのに完全に創作小説ばかり。特に「冷めないうちに」から後まるだしの作り話…びっくり。それも出来が悪い… 竹3冊量産体制も破綻きつつあるのか 実話「系」お好きな方はまあどうぞ、て感じ。これまでこの著者で感じなかったので非常に困惑2016/01/05
hannahhannah
22
つくね乱蔵による実話オカルトホラー。今回もまた厭な話ばかり。出るわ出るわ、呪ったり祟ったりする怨霊、悪霊どもが。いるわいるわ、身勝手な欲望のために他者を平気で犠牲にするろくでなし、人でなしどもが。幽霊の方は理由もよく分からず祟りまくる悪霊さん除いて、大抵は出る理由も分かる。しかし、生者の方は性根腐り過ぎじゃないかね?幽霊にセックスを見せつけるとんでもない人間たちまで登場して度肝抜かれたわ。「公園友達」の母親グループも陰険すぎる。「悲願達成」に出てきた両親は一体なんなんだ、こいつらは?幽霊より酷い連中だよ。2017/03/29
NAO
19
完全無視なかなかです。最後の話はスカッと?!怖いのあり、へぇぇぇぇぇもありでした。2017/12/16