内容説明
黒木あるじの怪談実話シリーズ第6弾!怪異がこちらを包囲し、にじり寄っている気配を感じる―周囲で大小さまざまな怪異が頻発しているという著者のもとに、さらに死体や遺骸にまつわる話も増えてきた…。恨まれたら化けて出るのか…知りたくて人を殺めた男の本当の恐怖「殺人」、祭が終わり、様子がおかしくなった子供に何が起きたのか「鬼祭」、連鎖するように集まった写真に纏わる怪異「捨真」「朝写」「念写」、遺産のことで母親の葬儀の最中もいがみ合う兄妹が見た母の怒り「軋怪」など39話。寄ってくる怪異は黒木を中心とした恐怖の大渦となり、読者をも巻き込んでいく。誰も救われる道はない。
目次
支度
渋滞
廃棄
軋怪
入居
視線
火葬
同窓
触発
真贋〔ほか〕
著者等紹介
黒木あるじ[クロキアルジ]
第七回ビーケーワン怪談大賞佳作賞、第一回『幽』怪談実話コンテスト「ぶんまわし賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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