出版社内容情報
いま暴かれるキリスト教２千年、驚愕の秘密！！ ローマ皇帝ネロによって謀略された歴史の闇に迫る。
内容説明
ある日、英国ケント州の警察官クリス・ブロンソンのもとに親友マークから衝撃の連絡が入る。昔から密かにブロンソンが想いを寄せるマークの妻ジャッキーがイタリアの別宅で事故死したというのだ。急遽、現地へ向かうふたりだったが、ブロンソンは屋敷内の不可解な状況からジャッキーは何者かに殺されたに違いないと判断するに至る。そして、その原因は彼女が“嘘つきたち、ここに眠る”というラテン語の謎の言葉をインターネットで検索し、何者かがそれを察知したからではないかと推理する。しかし一体なぜ？歴史学者である元妻アンジェラと共に調べを進めるブロンソンだったが、その行く手を阻まんとバチカンの密命を帯びた暗殺者の魔手が彼らの身に迫ろうとしていた…。
著者等紹介
ベッカー，ジェームズ［ベッカー，ジェームズ］ ［Ｂｅｃｋｅｒ，Ｊａｍｅｓ］
イギリス海軍艦隊航空隊に２０年以上所属し、フォークランド紛争をはじめ、イエメン、北アイルランド、ロシアなど世界のさまざまな国・地域で主に秘密作戦に従事する。退役後、作家活動を開始し、他にもジェームズ・バリントン、マックス・アダムズ、ジャック・スティールなどのペンネームで次々と作品を刊行
荻野融［オギノトオル］
翻訳者・文筆家。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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RIN
21
ローマ帝国の謎×現代というお馴染みの設定だが、歴史ミステリーというよりやはりキリスト教絡み。最初の方は古代ローマやイタリアの人名が覚えられず巻頭の登場人物リストと行ったり来たりだったが、上巻中盤辺りから俄然面白みが増す。どちらかと言えば、謎解きよりアクション系で映画っぽいが、それだけにスピード感がある。粗筋読んで想像してたのと全く違う方向へ走り出したので下巻も楽しみ。2018/08/11
TheWho
17
前読の宗教歴史ﾐｽﾃﾘｰ「ｸﾘｽ・ﾌﾞﾛﾝｿﾞﾝ」ｼﾘｰｽﾞ第2弾「預言者ﾓｰｾﾞの秘宝」に嵌ってしまい手にとったｼﾘｰｽﾞ第1弾の上巻。ｲﾀﾘｱの別宅で事故死をした友人の妻の死の真相を究明する英国の刑事の主人公が、謎の石版を発見した事により、ﾊﾞﾁｶﾝとｺｰｻﾞ・ﾉｽﾄﾗに命を狙われる。その過程で友人殺害の嫌疑を懸けられ、大英博物館職員の元妻を巻き込み石版の謎を解き明かす逃避行へと旅立つ。とにかく展開が早く、また登場人物がﾊﾞﾀﾊﾞﾀと殺される緊張感で一気読みであった。謎が深まる下巻の展開が楽しみです。2017/05/19
Richard Thornburg
9
感想：★★ プロローグの磔刑描写はちょっと苦手なエグい感じ。 かなり頻繁にシーンが切り替わり、CMがバンバン入る番組を見てるみたいな感じかな(笑) シーンを頻繁に切り替えてるわりには話は全然進まず。 今のところ、ストーリー的に関連があるのは謎の石板に記された文字だけ。 上巻終わりになって、ようやくネロの名前が出てきたかな～ってところです。 色々なことに関する描写はいささか粗めで、今一歩入り込めない感じです。 主人公がイギリスからイタリアへ向かうところで下巻へ。2015/09/27
鐵太郎
6
ユダヤ人の叛乱に手を焼く将軍ウェスパシアヌスから始まるので、これは古代が重要なパートになるのかと思ったら違った。現代のローマでマフィアによって殺された女性から始まる、法王庁がらみの事件に巻き込まれたイギリスの夫婦とその友人の警察官の奮戦記。最初は例の「ダヴィンチ・コード」的なトンデモ宗教ネタかと思ったら、─そういう面もあるんだけど、─ スリリングな謎解き合戦。なかなか面白いんだけど、できすぎ。それにしても人がいっぱい死ぬ話だな。（； ´Д｀)2015/07/02
コギコギ555
4
なぜだか登場人物を理解するのに時間がかかり、はてこの人って誰？となったり。相関関係を理解したら、ストーリーもすんなり入ってくるようになる。それにしても、ジャッキーが殺され、まさかマークまでも....。まぁ、確かにそれ位のことは起こっちゃうのかな。後半でどんな結末が待っているのか、頑張って読みたいと思う。そして、ラテン語。学生時代に苦労させられた言語だけに(文法がね)、なんだか懐かしかったー。2017/07/06
