内容説明
二十五歳の浦沢敦志はたった一人で探偵業を営んでいる。なぜかと言えば、事故の後遺症で、近くにいる人の未来が数秒ほど見えるようになってしまったからだ。見たくもないものが見えてしまう…以来、人を避けるようになった。そんなある日、敦志は高校時代の同級生・仮屋鹿ノ子と再会する。すると例の現象が起き、鹿ノ子が何者かに襲われているシーンを見てしまう。敦志は予知を頼りに事件を未然に防ごうとするが…!?「すこしだけ未来が見える」というままならない能力で奮闘する青年探偵を描く、新感覚ハートフル・ミステリー!
著者等紹介
笠岡治次[カサオカハルジ]
愛知県生まれ。大学卒業後、書籍編集者のかたわら、映像作品のシナリオや演劇脚本等を手掛ける。1994年に架空戦記小説で作家デビューを飾り、以後、ミステリー、ホラーと幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
34
鹿ノ子が自分の事を好きだという事に気づいていながら、適当にはぐらかしてい敦志には反発以上の感情は抱かなかったです。もてない男のひがみかもしれませんが(笑)推理小説としても恋愛小説としても今一。総合的に今一でした。2015/07/17
佳蓮★道央民
25
★★★☆☆うーん。面白くはなかったかな。普通だった!なんか未来が見えて、殺人を暴くって言うのが、もう解決しちゃって、あまりつまらなかった。うーん。まぁまぁだったかな。 2019/02/25
ほぼ一日一麺
24
完全にタイトル買い、そして完璧に≪つかまされた≫…orz。ライトミステリーっぽくは書かれているが「ライト」の意味も「ミステリー」の意味も履き違えてると思われ。一文ずつ改行とかもうアホかと。字数水増ししたい己の小学時代の読書感想文かと。正規価格を支払ったのだから言わせてもらう。この「ライト風ミステリー風ノベル」に、喝だ、喝ッ!2014/11/09
☆(´(ェ)`)☆
21
軽く読める。作中の内容より、レコードやコーヒーをじっくり楽しみたいなと思わせる場面が多々あった! 2022/03/09
おかだ
18
サクサクっと読んだ。タイトルに「ちょっと困ってる」とあるように、そんなに深刻な感じではなかった。ちょっとだけ予知して、その通りに事件が起こるか確認して……というパターンで、盛り上がりには欠けたかなぁ。キャラはみんなイキイキしてて楽しかったのだけど、主人公が3人の女の子に囲まれてご満悦な感じがハーレム系アニメを見ているような心地がしてあまり好みではなかった。鹿ノ子の気持ちにちゃんと向き合ってあげて欲しい。2016/01/07