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竹書房文庫
異界ドキュメント 白昼の生贄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801900332
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

デザイナーでサタニスト、高橋ヨシキによる“白昼”シリーズ最新刊。「いくつもある“現実”の裂け目に囚われてしまった人たち、“現実”と“現実”の間隙に何か別のものを見てしまった人たち」の語る怪異を高橋ヨシキは丁寧に記録していく。そしてそれをひとつの話として構築していく中でどうしても拭いきれない違和感ゃ異質なものを炙りだしてショッキングなリアルを出現させる!18編収録。

著者等紹介

高橋ヨシキ[タカハシヨシキ]
グラフィック・デザイン、映画評論、脚本など多彩なフィールドで活躍。雑誌『映画秘宝』ではアートディレクターを務める傍ら、記事も多数手がける。多くの映画ポスターのデザインでも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フユコ

63
期待していたので全く面白くなかったことにショックを受けてしまった。 どれも思いつきで考えられそうな話ばかりで怖さもなく、だから何なんだろうって思う出来事ばかり。 本当に人に聞いているとしてもショボすぎて、面白くするために脚色してほしかった位でした。 都市伝説とするだけで根拠を考えなくていいのは楽だと思います。2017/05/25

眠る山猫屋

54
シリーズ最終巻は、より異界寄りに。アンチオカルトを標榜した作者さん、幽霊なんかより、よりおぞましい存在が見え隠れ。一番怖いのは人間、なんて言ってられないのが凄い。首吊りを無数に載せたトラック、燐光を放つポリネシアンセックス、キャンプ場の蛾、バットマン。勿論ダークサイドに潜む人間も怖いけれど、狂気を通して初めて見えた(らしい)異界の光景は、その人を引き返せない場所に連れて云ってしまうのか。少なくとも当事者は見てしまった残酷な世界。面白いな・・・他人事ならば。2021/03/27

HANA

53
実話怪談集。数多の怪談集が日常のあわいにふと忍び込む怪異を描いているとしたら、これは日常と地続きの地獄を描いて入るように思えた。個人が平凡な日常を送ろうとしても、それはふとした隙間を強引にこじ開けて迫ってくる。おまけにそのこじ開けて入ってきたモノが嫌感に溢れているとしたらもはや何をか言わんや。ただオチが綺麗に付きすぎているのが、やはり玉に瑕なような気がする。いくらなんでも著者の目の前で怪異に巻き込まれ去っていくのはやりすぎなような。しかし全体的に人間の狂気と不思議な奇妙さが混じりあったいい怪談だった。2014/11/13

ラルル

31
心霊なのか?人間なのか?その狭間を行くような話の数々。「じゅっぽん」は吐き気がするような嫌な話なのに、これを読んでいたのが子宮内エコー検査の待ち時間という勘弁してくれなタイミング。この巻がラストだそうですが、タイトルを変えて新たにまた続編を出して欲しいです2014/11/20

澤水月

13
ヨシキの竹怪談挑戦三部作、オーラスはやはり仕掛けてきたな!ヨシキもだが(何故か)別冊映画秘宝編集長田野辺さんが!普段のヨシキの理詰めでクリティカルな文と異なり、本シリーズでは聞き手たるヨシキ本人が登場する文体にあえてしてるなと思ってはいたが、やはりなぁと納得。読んだ上で田野辺さん解説読むと色々なるほどと思えるかと。怪談/殴り込み(田野辺キャップ!)/秘宝が全部好きでも、何も知らず読んでもしっかり面白く「今」のアンダーグラウンドの世界を覗ける。バットマンは厭だし燐光は爆笑。某趣味ありオチ判る作品あったけどw2014/10/28

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