内容説明
武田氏の武将などが収められている「開善寺過去帳」完全翻刻。丸島和洋「武田氏の対織田・斎藤氏外交と秋山虎繁」、黒田基樹「武田信豊」、中井均「春近衆の城跡」、花岡康隆「小笠原信嶺」、佐藤勝明「連句史の展開と井上井月」他、復本一郎・石寒太・中森康之「井月秀作八句」、井月署名の変遷。織田信長黒印状ほか武田氏の書状・井月作品を掲載。
目次
口絵
史料(「開善寺過去帳 天」〔翻刻〕宮下玄覇・中西亮介〔解題〕丸島和洋)
論文(「武田氏の対織田・斎藤氏外交と秋山虎繁―北尾張・東美濃情勢の再検討を兼ねて―」丸島和洋;「武田氏滅亡時の武田信豊」黒田基樹;「武田氏従属下の小笠原信嶺」花岡康隆;「春近五人衆の城跡」中井均;「連句史の展開と井上井月」佐藤勝明)
研究ノート(「伊那大田切城の菅冠者と関連一族」宝賀寿男;「長篠合戦に参加した可能性のある飯嶋・片切・赤須氏有力分家と並立する飯嶋城について」宮下玄覇;「井月と空谷と芥川」江宮隆之;「井上井月の署名の変遷」宮帯出版社編集部)
井月八句(「井月の教養句」復本一郎;「井月の時代とその秀作八句に迫る」石寒太;「ひさごをめぐる井月八句―西行・芭蕉と結ぶ魂の絆」中森康之)



