内容説明
『南方録』に見る、利休が目指した曲尺割の原理から見えてくる茶道の本質とその極意。陰陽五行と曲尺割の原理が、茶道にもたらすもの。
目次
第1章 陰陽思想の起源と現代に至るその経緯
第2章 陰陽五行思想の概要とその性質
第3章 茶の湯における陰陽五行
第4章 日本の風習に息づく陰陽の姿と台子点前に見る陰陽の姿
第5章 茶道における曲尺割と陰陽五行、その原理、規矩法則、そのことから教え学ぶこと
第6章 茶の湯 五陽六陰の曲尺の伝承秘事
第7章 曲尺に道具を置く方法
第8章 隅炉の曲尺割、及び、隅炉、向炉の定義
第9章 台目切り畳と台目席(丸畳)に風炉を据え置く時の置き方について
第10章 台目席の曲尺割
第11章 四畳半の曲尺割
第12章 大阪、袋棚を据え置いた時の田舎畳、本畳での曲尺割
第13章 床の曲尺割
第14章 茶の湯の神髄
著者等紹介
柴田久円[シバタキュウエン]
1952年大阪に生まれる。関西大学大学院工学研究科博士課程前期課程修了。工学修士。19歳より茶道を始め、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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