内容説明
ミトコンドリア→「内膜・外膜」→細胞→「細胞膜」→器官→「粘膜」→「皮膚」→身体→「間合い」→社会→「境界」→国・地域→「国境」→地球。世界はひとつ、ミクロとマクロを結ぶこれまでになかった歴史物語。
目次
1 食べるために生きてきた
2 植物と再会した人たち
3 和と太陽の国
4 聖なるコメの話
5 肉の文化、大豆の文化
6 発酵する世界へ
著者等紹介
長沼敬憲[ナガヌマタカノリ]
山梨県生まれ。作家。サイエンスライター。旅人。セルフメンテナンス・食事プログラム開発者。30代より医療・健康・食・生命科学・歴史などの分野の取材を開始、書籍・編集・著者プロデュースに取り組む。2015年12月、活動拠点である三浦半島の葉山にて「ハンカチーフ・ブックス」を創刊、編集長に就任。nowhere JAPAN(ノーウェア・ジャパン)プロジェクトを設立するなど、多岐にわたる活動を続けている。一般社団法人セルフメンテナンス協会理事、一般社団法人日本温め免疫機構顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shotaro
1
腸は心と繋がっている、生きるとは食べることである。哲学的な話にも聞こえるが、欧米とは違い日本人が照葉樹林文化においていかに米、大豆、発酵の食文化を築きあげてきたかを読み進めると、なるほど納得できる話である。サピエンス全史など、人類の成り立ちについての本が既にあるが、この本は食という観点で日本人の成り立ちを紐解いている。自分の、人類のルーツを学ぶのは非常に有意義である。食生活を見直そう。2021/01/12
コバ
0
食に限らず、歴史や宗教、ときにはトンデモ論などを交え日本人の旅と文化の形成を描く。 そして、人間が活用し、体内でも起こっている発酵につながる。 旅に出よう。化学物質も植物も人も多少の刺激、プレッシャーがなくては活性化しない。2021/05/01