内容説明
ソリッドファンタジー大作、ここに開演!「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」典雅なる王国の暴政に立ち向かう清廉なる改革者たち。その前代未聞の手法とは―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
12
コロナじゃなかったら読めなかったかもっていう本だった。翻訳なのかしらと何回か見直したほど。骨太な世界と謀略の人間関係。独特の世界観は入れる人にはものすごく傑作なんだろうとは思う。大本がしっかりしてる分、説明してくれてるんだろうな、親切。それと言い回しが難しいというか、神話を読んでるような感じを緩めてくれた『銀河英雄伝』くらいいけそうな気はする2020/05/13
ocean
2
長大な物語の序曲といった感のする作品で、なかなか面白いです。 中世ヨーロッパ風の架空世界、絶対王政の国が舞台。圧倒的な力を持つ魔術師の青年が軛から解き放たれて王国の打倒を宣言するまでの物語です。 舞台や背景のストーリーは少々型にはまったものですが、軸になる「魔法」の扱いには新しさを感じて良いです。主人公のキャラも魅力的。残念なのは、完全に男性中心の世界で、魅力的な女性キャラが全く登場しないこと。今後に期待しましょう。2020/01/18
全力たぬき
1
後に語り継がれる大傑作のはじまりはじまり!謳い文句に書かれているソリッドファンタジーとは?と若干トマドイつつ購入しました。が、読み終わった後の気持ちはとんでもなく爽やか。聞いたことのない黄昏の鐘の音が耳に響き渡ります。 第一巻としてこれ以上にないくらいの出だし。このまま勢いを落とすことなく物語を進ませ、纏めることができるのであれば、間違いなく、ファンタジー小説の傑作に数えられる作品となるでしょう。続くか第二巻、その後、心の底から楽しみです。 2020/02/21
ダイスケ
0
★★★☆☆2024/04/16
H.S
0
『氷と炎の歌』に一般的魔術要素を加えたような物語。ただ、場面転換が多く些か冗長。また、主人公にもう少し重みが欲しいが、これを軽いと見るか軽やかを見るかは好みによるだろう。2024/03/07