内容説明
集団生活が苦手なのだけど…、夜が不安!自由に暮らしたい!一人暮らしができるかな?障がい者の暮らしの心配ごとは解決できます。
目次
第1章 サービス業の当たり前を福祉事業に生かす(利用者さんを、そのまま受け入れる;障がい者グループホームを利用するには;サービス業としての視点をグループホーム事業に生かす;どうしたら一人ひとりの望む暮らしを素早く支援できるか;できる事が増え、小さな自信が積み重なっていく)
第2章 現場を支え合う人としくみのつくり方(「少しの力」を結集して、質の高い支援体制をつくる;もっと暮らしやすくするために現場のアイデアを取り入れる;利用者さんと支援スタッフの間には「距離感」が必要;働きながら成長し、現場の支援力を高める;公式LINEで困りごとはいつでも伝えられる)
第3章 「8050問題」「親亡きあと」の受け皿になる(「30年ぶりにゆっくり眠れる」ということばの重み;「子どもが家から出たがらない」をどう解決するか;事業への向き合い方を変えた家族会との出会い;20代、30代のグループホーム支援の未来像;事業を続けて、残していくことへの責任)
第4章 つながり、支え合う地域に変えていくには(事業をスタートさせると協力者が増えていった;障がい者が地域で暮らすことを、当たり前にするために;地域に支えられながら、地域の社会課題を解決する;社会復帰を支える受け皿になることも;地域に気づきの連鎖を起こす)
著者等紹介
紀林[キノハヤシ]
1976年生まれ。沖縄県出身。会社勤めの傍ら、2018年にKINOPPI株式会社を設立。“障がいがあっても 住まいを選べる 世の中をつくる”という理念のもと、障がい福祉未経験ながら、茨城県牛久市に最初の障がい者グループホームを開業する。後の障がい者家族会との出会いをきっかけに、従来のグループホームの食事と寝床の確保、家事支援だけという事業モデルでは充分ではなく、障がい者それぞれの望む暮らしの選択肢を広げ、また、いちばんの支援者である家族の生活に深く内包された「8050問題」や「親亡きあと」の解決にも配慮した、包括的な支援体制の必要性に気づく。高齢者の社会参加(就労)の機会創出や、空き家となっている既存住宅のリサイクルなど、様々な地域活性化の効果を提唱し、全国で新たに障がい者を支える役割を担う社会起業家・事業者の育成にも積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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