出版社内容情報
刑務所――そこは日常から遠く隔絶された世界。
高く囲われた塀の内側では、罪を背負った者たちが再び太陽の光を浴びる日を夢見て、長い時を過ごしている。
刑務所には、独特な空気が流れる。
罪を犯したことへの後悔、他者への怒り、嫉み、妬み、恨み……そうした感情が渦巻いているためか、時折、塀の中では不思議なことが起きることがある。
護送車に乗り合わせた〝古い記憶〟を語る乗客(「貸切」)。
洗濯工場に現れた大量の黒い髪(「混入」)。
たったひとつのウソが招いた驚愕の死(「熱源」)。
二度の死亡宣告を受けたが生き返った男(「三度の死亡宣告」)。
保護房の監視カメラに映った謎の黒い集合体(「監視室のピクセル」)。
元受刑者のホームレスが公園を避ける哀しい理由(「隅に立つ男」)。
本書は、元受刑者、刑務官らが重い口を開いて語った「塀の中の実話怪談」を集めたものだ。
塀の中では、なにが起きても不思議ではない――。
口外無用の30編の刑務所怪談を、どうぞごゆっくりお楽しみください。
【目次】
内容説明
連続する怪奇現象、不審死、人体消失…塀の中ではなにが起きても不思議はない。元受刑者、刑務官が語った戦慄の実話怪談。
著者等紹介
正木信太郎[マサキシンタロウ]
怪談師・怪談作家。聞く人を唖然とさせる怪談・奇談を得意とする。執筆は、怪異が起きた現場を訪ねた体感を文章に反映させることを主義としている。また、首都圏で怪談イベントを開催する「寄り道怪談」の主催者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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