出版社内容情報
大日本帝国は、3年8カ月におよぶ太平洋戦争に敗れて連合国軍に降伏した。では、その後に日本軍はどうなったのだろうか?
本書はこの疑問に、最新の歴史学研究をふまえて答えたものだ。
軍人による反乱未遂事件、復員兵や特攻兵に対する世間の態度、東条英機をはじめたとした指導者たちの戦後、陸海軍組織の戦後処理…。軍関係者の視点から解き明かす、戦後混乱期の日本のリアル。
【目次】
第一章 終戦後の日本軍兵士
第二章 終戦後の陸海軍組織
第三章 終戦後の戦場
第四章 終戦後の指導者
第五章 終戦後の軍事情勢
内容説明
兵士たちが見た激動の戦後日本。日本軍の何が解体され、何が継承されたのか?軍関係者の視点から解き明かす、戦後混乱期の日本のリアル。
目次
第一章 終戦後の日本軍兵士(復員作業の始まり―取り残された680万人はいかにして帰国したのか;復員兵が見た日本の厳しい現状―兵士を迎えた本音と建て前 ほか)
第二章 終戦後の陸海軍組織(終戦後に厚木基地で反乱勃発―ポツダム宣言を認めない司令官の決起;日本軍兵器がたどった末路―研究、解体、再利用される数々の兵器 ほか)
第三章 終戦後の戦場(日本軍が奮闘した占守島の戦い―北海道占領を防いだ対ソ戦;ソ連の足止めを狙った虎頭要塞の戦い―巨大要塞は役目を果たせず陥落 ほか)
第四章 終戦後の指導者(昭和天皇―現人神を降りた天皇の戦後史;東条英機―A級戦犯筆頭とされた元首相 ほか)
第五章 終戦後の軍事情勢(日本を統治していたGHQの内外対立―主導権をめぐってバトル勃発;GHQに制限された外交―外交権を奪われた外交官たちの仕事 ほか)
著者等紹介
高石弘明[タカイシヒロアキ]
1986年大阪府生まれ。2010年より編集プロダクションに勤務し、第二次世界大戦や近代の歴史的人物、事件などを中心に執筆。戦国時代や地理に関する執筆も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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