内容説明
人生は60歳からが面白い!人間にとって避けられない“老いの悩み”に、哲学者たちはどう答えるのか?TV番組で哲学解説を多数務めてきた著者が、これからの人生に役立つ25の哲学を紹介!
目次
第1章 老いの哲学(老いることは悪いことなのか?―キケローの老年論;老いた人間は諦めるしかないのか?―ボーヴォワールの実存主義 ほか)
第2章 病の哲学(病気に抗う方法とは?―アランの幸福論;理想的な食事とは何か?―エピクロスの快楽主義 ほか)
第3章 人間関係の哲学(家族に迷惑をかけるのは悪いことか?―和辻哲郎の家族倫理;仕事を続ける上で大事なことは?―ホッファーの労働論 ほか)
第4章 人生の哲学(何かしら趣味を持つべきか?―ラッセルの幸福論;お金とどう向き合っていくべきか?―ジンメルの貨幣の哲学 ほか)
第5章 死の哲学(死に対してどう向き合えばいいか?―ジャンケレヴィッチの死の対話;良き死を迎えるためには?―デーケンの死生学 ほか)
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
84
哲学カフェとかやってる人(もちろん哲学の教授でもある)。 よりよく生きる、が哲学の目標とか。読書案内。 表紙のカッコいい不良老人はソクラテスかな?2024/07/16
ただぞぅ
11
人生は哲学次第。老いとの向き合い方から死といった生涯にわたるテーマまで古今東西の哲学者たちはどう唱えてきたか。人生相談(読売新聞)で同じみの著者が人生に役立つ哲学を紹介している。よかったのは「ホッファーの労働論」。人生を終える間際まで働くことが当たり前となった今、最後はどう社会と関わるべきか。晩年まで港湾労働者として働きながら思索を続けた異色の哲学者は、人々にまじりつつ孤独でいることを求めている。寂しくもない。それでいて自分の時間が取れるちょうどいい日常。ささやかな働き方こそ理想の老年期なのかもしれない。2024/09/08
funuu
6
60才からの哲学。 筆者が60才になったらこうありたいと言う感じが伝わってきます。2024/05/23
mura
2
入門書としては良いと思う。ただここから先に進めるかどうか2024/09/01
kousuke
2
60歳でなくても何歳の人でも読むべき本だと感じた。哲学を分かりやすく学べる。2024/08/22