内容説明
元ヤクザ、宗教家、ドヤ管理人、介護士、泥棒市、元シャブ中、福祉活動家…この街で育ち生きていくということ。
目次
第1章 西成の「仕事人」たち(仕事を斡旋する「手配師」の実態;ついに辿り着いた“西成の裏事情”;「ドヤ」で生涯を終える人々の暮らし ほか)
第2章 医療・介護が抱える闇(悪事が横行する医療現場の実態;クスリ売りが語る「泥棒市」のリアル;「介護」の本来の姿を取り戻したい ほか)
第3章 西成の「生き字引」たち(街を知り尽くす男が語る「あの頃」;「西成に中華街を!」林さんの苦悩;元売人による、薬物更生支援団体 ほか)
著者等紹介
花田庚彦[ハナダトシヒコ]
東京都生まれ。週刊誌記者を経て、フリーライターに。独自のルートを活かし、事件や違法薬物などアンダーグラウンドの現場を精力的に取材。現在は実話誌やwebメディアに記事を寄稿している。三代目山口組組長代行補佐・一和会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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suma2021
2
西成にまつわる方々へのインタビューをまとめた書。ニュースや記事などでなんとなく既知の内容もあったが、大阪中華街構想や介護タクシーと言う職業そのもの、医療における貧困ビジネスなどは知らなかった。数年後の西成がどう変わっていくかは少し興味を感じた2024/08/18
さやか
2
2021年の本だけどひと昔ふた昔前のことのように感じた。実際にそう感じるようなリアルがそこにあるのと、あとは語り口もあるかも。話し言葉そのままの解像度で、2割くらいはなんのことを言ってるのか理解しきれてないと思う。うすぼんやりとへえーそうなんだ、という感想だった。木佐貫さんが出てくるのを知らずに読み進めていたので、ページ繰って写真がばーんと出てきて「あー!あのときの!」となった笑 あっちこっちで出くわしてしまう濃いおっちゃん。2023/09/29