出版社内容情報
「新聞は〝崇拝〟と表現 芥川龍之介に対する太宰治の強烈な愛」
「夏目漱石を絶対視 だけど旅先に押しかけ借金を頼む内田百閒」
「恋も文学も我が道を行く 森鴎外と永井荷風の交流と意外な共通点」
「酒・喧嘩・宮沢賢治を好きすぎて意気投合 中原中也と草野心平」
本書はこうした、文豪同士の「愛」にフォーカスした書籍です。
「あこがれ」「友情」「愛憎」という三つの切り口に基づいて、「文豪による文豪への愛」を紹介します。題材にするのは、文豪や知人の回想、手紙や日記など。文豪たちの知られざる、人間味あふれる素顔に迫っていきます。
内容説明
大切な人への熱すぎる思い。「あこがれ」「友情」「愛憎」―33組の強烈な個性。恩師、大先輩、親友、ライバル―文豪同士の「愛」のかたちは多種多様。
目次
1 あこがれの章(太宰治→芥川龍之介―自他ともに認める芥川大好き人間;堀辰雄→芥川龍之介―よき理解者との出会いと別れ;芥川龍之介→夏目漱石―尊敬する師とのハラハラする距離感 ほか)
2 友情の章(夏目漱石⇔正岡子規―恋人のようにふざけ合う特別な関係;芥川龍之介⇔佐藤春夫―他人に仲が悪いとは思われたくない;芥川龍之介⇔菊池寛―タイプは正反対だが文学で結びついた ほか)
3 愛憎の章(檀一雄→太宰治―無二の親友だが遠い存在でもある;太宰治⇔中原中也―中也が気になるけどたじたじの太宰;大岡昇平⇔中原中也―言葉をぶつけ合って特別な関係へ ほか)
著者等紹介
真山知幸[マヤマトモユキ]
著述家、偉人研究家。1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年より独立。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義、宮崎大学公開講座などでの講師活動も行う。徳川慶喜や渋沢栄一をテーマにした連載で「東洋経済オンラインアワード2021」のニューウェーブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
ノリト
❁Lei❁
辺辺
月と星