内容説明
普通に社会人をしていれば、誰しも「経済理論」や「経済学」について、なにかしら聞いた覚えがあると思われます。「神の見えざる手」「悪貨は良貨を駆逐する」というような言葉は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?「経済理論」や「経済学」というのは、経済の仕組みを解き明かしより良い社会をつくろうというものです。そして我々の社会や生活に大きな影響を与えています。マルクス経済学のケースからもわかるように、経済理論というのは、必ずしも正しいものばかりとは限りません。そういう経済理論と実体経済の相違についても、紹介していきたいと思います。
目次
第1章 今日から使えるお役立ち経済理論(コンコルドの誤謬―大きなプロジェクトは途中でやめられない;返報性の法則―人には報恩の心理がある ほか)
第2章 顧客の心理を読み解く経済理論(ナッジ理論―消費者は常に賢いわけではない~;心の家計簿―物の価値は人の気持ちによって変わる~ ほか)
第3章 歴史を変えた経済理論(アダム・スミスの経済理論1―“神の見えざる手”の本当の意味;アダム・スミスの経済理論2―最下層の人々が豊かであることが最善の社会 ほか)
第4章 大人として知っておきたい経済理論(グレシャムの法則―悪貨は良貨を駆逐する;マルサスの人口論―食糧生産は人口の増加に追いつけなくなる ほか)
第5章 現代世界を動かす経済理論(ゴールドスミス・ノート理論―お金をつくりだす根本理論とは?;不換紙幣システム―なぜ現代の紙幣は貴金属との兌換をしなくなった? ほか)
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
1960年生まれ、大阪府出身。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務する。現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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