感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ま
39
ヒトラーを存命中の人物に読み替えてもすんなり意味が通る章とか普通にあって恐ろしい。ついついヒトラーは悪、で思考停止しちゃいがちだけど一個一個の言動はなるほど確かに分析する価値はあるのだなと思う。ただ本書はちょっと冗長な感じがした。2022/11/22
らる
4
大衆を動かすのは「ウソ」である。扇動家は「役者」でなくてはならず、扇動家の人生は細部まで演出された「ドラマ」でなくてはならない。つまり扇動は「大衆の期待する」「ウソ」によって引き起こされるということだ。いかに魅力的に飾り立て「大衆の心の内に潜む感情」に火をつけるか。それだけが必要になる。論理の精緻さは不要である。大衆はそんなことは理解しない。ただ「感情に響く」「ウソ」だけが必要なのだ/大衆たちは「ウソ」で動かすが、扇動者自らは極めて理性的でなくてはならない。最高の演出家兼俳優で居続けねばならない。2021/01/28
Shinji0001
2
悪魔の作りし妖刀を使いこなしているのは、マスコミだなと思いました。2020/08/10
えのもと
2
ヒトラーは残忍非道な面のみが際立っているが、民主主義における多数の国民の意思によって支配者となっただけの「賢さ」がある。「大衆はバカ」とは過激な言い回しだが、当時の環境や人々の心情を見れば正にその通りで、ヒトラーの意のままであったのだろう。2020/08/03
入江・ろばーと
2
同じ内容が何度も出てくること、日本語が回りくどく感じること、などから非常に読みづらい。何度もヒトラーを「悪魔」と呼び続けているのと参考文献が載ってないことが気になった。2020/02/24