感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
120
カルト宗教をやめて、その後の生活を描いたエッセイ。宗教を辞めたからこそ、これまでの窮屈で、決められた人間関係から解き放たれた故の苦悩が描かれているように見えました。相手との距離感がわからなかったり、洋服の着方やお金がなかったりします。現実は生きるのが大変だけど、その世界から抜け出し、楽しく生きようとするのは良いことだと思います。何より助かる命が助かったのは良いことだし、誰かが亡くなった時に葬式に出れないのは悲しすぎます。現実はまだまだ続くので、少しでも誰かに依存せず、前を向いて生きていきましょう。2022/06/21
TakaUP48
83
「カルト宗教信じてました」の続編「信仰を捨てた後の物語」。「その後」の生活に苦しんでいる人が多いという。続編で、筆者が気をつけたことは、悩み相談の「助言」を控えること。「助言」を多くすると「教祖」に祭り上げられる危険性がある。次の「楽園」を求めている脱カルト者は、モラハラやDV男に目をつけられる可能性あり。カルトに洗脳され易い人は「依存しがち」。カルト2世で脱した人は、今が「心の中学生」。過干渉は控えるべき!他人に助言や説教する時、脳内で快楽中枢が刺激されてドーパミンが出る!という。気をつけるべし!!2022/05/16
ゆみきーにゃ
77
タイトル読み。宗教が心の支えになる気持ちはわかる気がするので、どんな宗教でも宗教自体を否定する気にはなれないけども親の意思に削ぐわないから子の存在を無視、否定は絶対に違う!脱会したら終わりとはいかないんだね。2021/11/16
yomineko@ヴィタリにゃん
73
エホバの証人を脱会してもなお、「勧誘=集会においで~」が続くのが本当に気持ち悪い😨でもきれいさっぱりになって本当に良かった。2022/04/12
読特
66
ずっとリフレインするそのフレーズ。「空に近い週末」という曲。「間違いに気づいても戻れない恋」とはどのようなものか。結ばれてはいけない運命。不幸が目に見えてる行く先。「久々の一人の週末」…もう恋は終わっている...カルトを脱会した元信者。感傷に浸っている時間も空間もない。自分が抜けても教団はなくならない。縁者の信者との関係は続く。費やした時間と労力はあまりに大きい。生きていかねばならぬ。歌詞の中の架空の彼女とはきっと違う境遇。何故か同じ言葉をかけてみたくなる。悔やんでも戻らず。力強く。まだまだ人生は続く。2022/12/30