内容説明
AI搭載のロボットは人間の敵か?味方か?AI時代到来の前に知りたい最新ロボット技術と未来像。ロボット工学の専門家が、ロボットとAIの現在と未来を現実的な視点で語る。
目次
第1章 ロボットの歴史(シンギュラリティとは何か;ロボットの歴史 ほか)
第2章 ロボット技術はどこまで進んだか(産業用ロボットの今;移動ロボット ほか)
第3章 ロボット技術の最前線―ヒューマノイドロボットの現在(ヒューマノイドロボットの活躍)
第4章 ロボットが人間を襲う可能性はあるか?(自己生産するロボット;ロボットは万能か? ほか)
第5章 シンギュラリティと人間の幸福(ロボット技術の未来はどうなるか;生活に余裕があれば人は幸せになれるのか? ほか)
著者等紹介
木野仁[キノヒトシ]
福岡工業大学工学部に勤務する教授。博士(工学)。技術士(機械部門)。専門はロボット工学。過去に日本ロボット学会・評議員および代議員、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門第7地区技術委員会・委員長などを務める。ガンダムを見て育ち、趣味が転じて大学教授を志すことになる。現在、ガンダム芸人としてデビューを目指し、修行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねこ
2
帯に「ロボットとAIの現在と未来を現実的な視点で語る」とありますが、実質本書の75%は、ロボットの種類と共に過去についてで埋め尽くされていて、後半になってやっと表題にあるシンギュラリティについて触れていますが、要は「10年20年じゃそんな変わらないから、心配しなくて良いんじゃない?」って感じの内容でした。個人的にはもっとロボットやAIの未来像について触れられていると思っていたので少し退屈でしたが、今どこでどんなロボットが活躍しているのかは分かりやすかったです。2019/11/10
rubeee
1
ロボットが現状どういったものに使われていてどこまでできるかが幅広く説明されており、普段あまり触れることのない領域で実現できていることを知ることができた。ロボット=人工知能というイメージを持っている人が多いらしい/軍事用ロボットは昔から現在まで進化し続けている/ゴキブリに電気信号送って操作する技術は本気で怖いのでゴキブリのでない家に住む必要性がある/ロボットが広く活用された社会ではやはりソフトウェア的なハッキングが一番怖い/わからないものは必要以上に恐怖感をもたらすので正しく判断するために知識は重要2020/03/21