感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
68
コンビニによく置いてある彩図社の雑学本。つまらない本かと思いきや、幕末研究本の良いところを摘まんでダイジェストしてくれているので、今の研究の先端にタッチできる1冊。幕末好きには「この話は某のあの本から引っ張ってきたな」というのはすぐわかる。しかし昔からのよくあるネタもある。勝海舟より山岡鉄舟の手柄がデカイなんて事は鉄舟生前から繰り返されていて、勝海舟が気の毒である。こんなネタより「無血開城後も揉めていた」話の方が面白い。幕末史は良い研究者が出てきているので、これからも新しい発見や見解、資料が出るジャンル。2019/03/01
yamatoshiuruhashi
38
このシリーズも随分進みましたが、感想は全て同じになる。その表現方法を考えていたら、ふと「こういうことだ」と思い浮かんだ。「『通説になっていないのを通説というウソ』と『ウソかもしれない一説』を巧みに混ぜたマッチポンプ本」。要は「通説」だと聞いたこともないような説を「通説」としてまず紹介し、そうではないと言い切ってみせる。或いは華々しく「ウソだ!」と通説を否定してみせ、「○○かもしれない」「と言う意見もある(見方もある、説もある)」等々並び立てる。そして歴史は色々見方があるよと教える本。2020/09/17
半木 糺
2
コンビニで暇つぶしに購入した本。昨今の幕末史研究にアクセスする本としては有用。2019/03/17
-
- 和書
- 木曽義仲 (愛蔵版)