売春島 - 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ

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売春島 - 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801302488
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

538
【遊廓部参考図書】冒頭でインタビューを受けている男性の口調やその内容が胡散臭すぎて、かつて貪り読んだ「飛田新地」モノを思い出し、途中下車しそうになりながら。終えてみれば、著者の取材力、構成力に感服の一冊だった。島の成り立ち、衰退への道のり、現時点で島が抱えている問題に至るまで。行き詰まったと思われるところでちゃんと取材に応じてくれる人が現れるのは、著者の人徳か。ラスト、日本全国に散らばるバブルの置き土産にまで触れらているのも興味深い。2021/08/16

鉄之助

376
どぎついピンクのタイトル。バスの中で読んでいてチョット人目をはばかったが、中身はいたって真面目なドキュメントだった。「”潜入取材”では心の内は見えてこない」という著者の姿勢に共感できる。聞きにくい話でもあえて、身分を明かし取材対象に迫っていく文章が良かった。覆面取材で、”美味しい話”だけをクローズアップして「売春島」をバーンと叩く、これまでの雑誌取材の手法とは違う本だった。編集者の意図か知らないが、『実話ナックルズ』から一部借用した口絵の淫靡な写真集は必要なかったのでは? とつい思ってしまった。↓2023/09/19

パトラッシュ

179
少なくとも今世紀初めまで国内の人の集まる土地には、地元公認の実質的な売春街が確実にあった。生活の苦しい女が生きるために必要な場所として機能しており、オランダやドイツなどには今も飾り窓地区がある。そうした中で渡鹿野島だけが都市伝説として語られたのは江戸期の吉原同様に島内で女が閉じ込められていると誤解されたのに加え、出稼ぎ娼婦の集まる島という特異性故ではないか。島で生きねばならない娼婦や置屋の女将、やくざに島民、さらに金の匂いに引き寄せられる面々の悲喜劇はバルザックやドストエフスキーの登場人物のように思えた。2022/02/23

ひろき@巨人の肩

136
三重県に在住後に耳にした売春島・渡鹿野島。成り立ちは、江戸時代の海運中継地に位置し、風待ち船乗りの遊郭街として賑わったこと。第二次大戦中は予科練の基地設置計画もあり、戦後より売春産業が発達。バブル期前の最盛期は、他県より移り住んだ四名の女性が起源。御楽の少ない時代の桃源郷となった。その後、全国的な風俗産業の多様化と詐欺被害による中核ホテルの経営が傾いて衰退。現在はクリーンな観光地としての再興を目指す。人間臭いノンフィクションはやはり面白い。文化や風俗とは人々の生活の積み重ねだと再認識した。2020/04/29

きみたけ

130
半年前にタイトルを見て一度読みたい!と思ったものの、図書館で予約すると家族が目にしてしまう恐れがあるので、この夏休みを利用してこっそり借りました。。著者は、主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆しているノンフィクションライターの高木瑞穂氏。「売春島」と呼ばれる三重県志摩の的矢湾に浮かぶ渡鹿野島をめぐる、売春産業の発展と凋落した全貌と噂の真相を紐解いた一冊。地図を見ると伊勢志摩サミット会場や志摩スペイン村のすぐ近くで驚きました。2022/08/15

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