感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
41
何冊もあるものだから仕方なく全冊読んで同じ批判を繰り返した「通説のウソ」シリーズの変化球。「通説でも何でもないものを通説として提示して否定してみせる、と言うアコギな定型方式を使わなくて済まされるぶん素直に読める。「東條英機は独裁者だったのか」とか本当に日本史を生半可に知っている人間が言いそうな間違いをあえて取り上げ、否定とその根拠を示すなど、全シリーズと大きく異なる存在になっている。研究の余興にもトリビアにもなるまどもな話も多かった。2020/11/05
ちくわん
7
彩図社得意?の合体本。明治維新から日清・日露戦争、第一次世界大戦を経て、太平洋戦争の優勢からミッドウェー海戦での逆転、敗戦、戦後までを「それなりに」わかりやすく解説。なぜかアンダーラインが引かれており、タイトルとまとめが大きな文字、多くの写真(これがよい!)を挿入。教科書っぽいかも。もっともっと詳しくなるためには、巻末の膨大な参考文献が役立つに違いない。リアルな「昭和前半」が描かれている。2018/08/31
yumiko takayama
1
明治維新から終戦までの日本の様子がbrieflyにでも詳しく説明されていて面白かった。 一番の発見は、日本初の女性専用車両が1912年の中央線ということ笑 意外と早い笑2020/01/30
jiyingda
0
ベージ111、「軍用兎」のポスターがある。軍用兎っていうのは戦時、前線の軍人たちに皮毛や食べ物を供給でくるため、国民全員に飼育を推奨された変なものでした。あの特別の時期の歴史を振り返って本当に怖いんだと思います。政府と軍部は戦争の合法化に目指しして善良な国民たちを愚弄されてしまった。正直に言えば、中国の文化大革命と似てないじゃないか?残念な歴史なんですね〜2017/06/05
ごみくず
0
通読1★3.日本帝国がどう始まりどう終わったのか、を黒船来航辺りから220ページ位にまとめている。100年近い出来事をこのページ数でまとめているので、深掘りも数字の表現も重要な転機の説明も薄く多少ガイド不足の感は否めないが、時代背景と流れを掴むにはちょうどいい本である。特に近代史の授業は学校でもまともにやらないのでこの程度の概要本で十分だと思う。興味がわいたら巻末の参考資料を読むといい。経済状況と国民の政治不信が国民を戦争に向かわせた。あと、今の感覚で当時の事を語っても的外れというのは誠思う事である。2017/05/25