出版社内容情報
あの頃の私たちの胸に ひびいた言葉たち
[内容]
【収録詩人】島崎藤村/高村光太郎/室生犀星/三好達治/中原中也/草野心平/宮沢賢治/八木重吉/萩原朔太郎/安西冬衛/茨木のり子/新川和江/山村暮鳥/北原白秋/立原道造/金子みすゞ/大関松三郎/丸山薫/小野十三郎/村野四郎/金子光晴/中野重治/佐藤春夫/千家元麿/山之口貘/田中冬二/黒田三郎/石垣りん/石原吉郎
山本太郎/吉原幸子/吉野弘/田村隆一/谷川俊太郎
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
智湖@ベルばら同盟副会長
37
学校で覚えた詩、あの頃図書館で読んだ詩…懐かしい名詩に久々に出逢えた。 金子みすゞ『わたしと 小鳥と すずと』『大漁』『ふしぎ』どれも大好き。 映像としてありありと思い浮かぶのは三好達治の『大阿蘇』。「雨の中に馬がたつてゐる 一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる 雨は蕭々と降つてゐる…。」 もしも百年がこの一瞬の間に経ったとしても、何の不思議もないだろう、そんな光景が胸に沁みる 。 懐かしいあの頃に戻れたひと時だった。2021/03/07
aki.com
4
「自分の感受性くらい」「わたしを束ねないで」「これから」「原爆の写真によせて」美しい文章、力強くも有ります。まるで、歌のようです。本棚に1冊置いておいて、繰り返し読み返したいです。2022/06/05
てぃうり
2
好きだった、インパクト強くて今でも覚えている、暗唱させられた詩たち。 島崎藤村『初恋』 高村光太郎『道程』『レモン哀歌』 中原中也『汚れつちまった悲しみに』 宮沢賢治『雨ニモマケズ』『永訣の朝』 茨木のり子『わたしが一番きれいだったとき』『倚りかからず』『自分の感受性くらい』 新川和江『わたしを束ねないで』 金子みすゞ『わたしと 小鳥と すずと』 石垣りん『表札』『挨拶-原爆の写真によせて』 吉野弘『祝婚歌』あらゆる詩の中で一番好きな詩 谷川俊太郎『二十億光年の孤独』 詩を読むと心が洗われる気がする。2025/01/26
ミッチ
0
何れも、心洗われる懐かしい詩ばかり。2016/03/18
田中宏輔
0
彩図社文芸部編纂の『学校でおぼえた日本の名詩』108ページの立原道造の詩「わかれる昼に」の第2連だけれど、これはもともと2つに分けて、第2連と第3連として、全体として詩をソネット形式にしなけりゃならないところでした。つまり、第1連4行+第2連4行+第3連3行+第4連3行であるべきところを、間違って、第1連4行+第2連7行+第3連3行にしてしまっているのである。採ってある詩がよいのがたくさんあって、好意的に思っていたけれど、こんな基本的なミスを犯されてちょっと不信感を持たざるを得なくなってしまった。残念。2024/11/06